こんにちは。
名古屋オーシャンズフットサルスクール豊田・北名古屋・NAS大高校担当の木村です。
タイトルの通り、フットサルはサッカーと比べて試合中にボールに触る機会が6倍以上もあると言われています。
(元フットサル日本代表監督ミゲルロドリゴ氏のインタビュー記事はコチラ>>>http://www.sakaiku.jp/column/knowledge/2012/003477.html)
これはJFA(公益財団法人日本サッカー協会)の統計データでも実証されています。
つまりサッカーの試合で10回ボールに触ることがあるとしたら、フットサルではその6倍の60回もボールに触れるということです。この差は非常に大きいと思います。
特に育成年代(幼児・小学生・中学生)の選手にとっては、将来を左右する決定的な要因と言えることが出来ます。
ではなぜフットサルではボールに触れる機会が多くなるのでしょうか?
ボールに触れるには大きく分けると2種類あります。「味方からパスを受ける」もしくは「相手からボールを奪う」ことです。
フットサルがサッカーに比べてボールに触れる機会が格段に増える要因は以下の通りです。
要因① 人数の違い
フットサルではフィールドプレイヤーは4人しかいません。サッカーは7人(8人制)です。
ボールを持っている選手がパスを選択する際にフットサルでは3本しかなく、サッカーでは6本あります。
つまり単純に考えて、フットサルでは試合中に味方からパスを受けれる確率が「2倍」の違いがあります。
そうなると「相手からボールを奪う」機会も当然多くなります。自分がマークしている相手がパスをたくさん受け、ボールにたくさん触れるということは逆に考えるとボールを奪うチャンスも増えるからです。
要因② コートの大きさの違い
サッカーでは小学生は68m×50m(11 人制サッカーフィールドの半分:2 面のフィールドが設置可能) が推奨されています。
フットサルでは32m×16mが標準的なサイズです(バーモントカップの愛知県大会の実施要項を参照)。
少年サッカーではスペースが広いため、足の速い選手を裏のスペースに走らせたり、上手な子や体格のいい子がドリブルで持ち運ぶというプレーが有効なことが多くなります。
もちろんそれも一つの戦い方であり、それ自体を否定するつもりはありません。
しかし、『育成』という観点から見ればそれはデメリットの方が大きいと私は考えます。
つまりそのような戦い方ばかりでは、選手全員がボールに触れる機会が減ってしまうのです。
小学生のフットサルでは「ハーフ越え禁止」(詳細は後述)のルールがあり、またディフェンスラインの裏のスペースが少く、無茶なドリブルしてもすぐに囲まれる可能性が高いため、必然的にパスを選択する機会が増えます。
もちろんドリブルも有効ですが、適切なタイミングで仕掛けないと奪われたらすぐにピンチに繋がります。
コートが狭いことで全員がボールに触れる機会が格段に増えます。
要因③ ルールの違い
小学生のフットサルでは「ハーフ越え禁止」のルールがあるのをご存知でしょうか?
GK(ゴレイロ)が蹴ったり、投げたりしたボールが直接(ノーバウンドで)ハーフラインを越えると反則になります。
このルールは「しっかりパスやドリブルでボールを前に進めましょう」というルールです。このルールがなければロングスローの投げ合いになり、足元のテクニックを身につけるチャンスは制限されてしまいます。
つまり、フットサルは小学生以下のプレイヤーがテクニックや判断力を鍛えられるようなルールが予め設けられているということです。
まとめ
「フットサルはサッカーに比べて人数が少なく、コートが小さい、また選手の技術を発展させるためのルールが設けられているため、ボールに触れる機会が6倍以上になる」
育成年代にフットサルをプレーした方がいい理由はまだまだあります!
気になる方は是非、一度ご体験ください。