こんにちは。
大島コーチです。
指導にもコーチの個性がでます。
理由は戦術に唯一の正解などないからです。解釈の仕方から大切に考えるものに個人差が出るところです。
山登りで例えると頂上を目指した時に、徒歩、パラシュート、ヘリなど様々な方法があります。同じ目的でも方法はいくらでもあるのです。
フットボールでいうとゴールがプレーの目的であり、勝利が目標です。
その中で攻撃はシュート・パス・ドリブル・オフザボールがあるわけです。
例えば、筋肉モリモリにして150キロくらいのスピードのあるシュートを打てるように鍛錬したっていいと思います。実際には150キロは現実的じゃないので今あるシュート力で入る状況を作ろうとパスとドリブルで前に進んでいこうか、となるわけです。
では、大島コーチが大切にしているものって何かといいますと。
「最短プレーでゴールを目指す」です。サッカー用語でダイレクトサッカーなどと言います(ダイレクトキックとは違います。)
日本はドリブル好きが多く、ドリブルしか指導できない指導者もいて、ドリブルを極めればO.Kみたいな指導もいます。
ドリブルがいけないんじゃないです。
”それしかやらない”とおかしな事になるのです。
子供のドリブラーに多いのは「TPOを考えない事」、「臨機応変」さがない事です。
TPOと臨機応変は小学校の時の先生がよく言ってたなぁと思います。
子供は時間に対する概念や今何する時か?などを踏まえて行動する事を身につけていく段階であり最初から備わっていないものなのです。
ダイレクトサッカーとはその瞬間、その瞬間にゴールの確率が高いプレーを個人が選べる事だと思います。バルセロナのポゼッションスタイルも彼らにとってゴールの確率が高いプレーを”組織”で選んでいます。
しかしながら日本のサッカー環境は卒業後にバラバラになる事を踏まえて個人戦術の完成を目指します。「あのチームで戦ったら勝てるのに」というタラレバのメンタルではダメで、今置かれている状況の中で本人なりの最適解を出せる選手になれるよう練習・試合で掴み取ってもらうわけです。
育成年代の指導者として子供の将来の最高到達点がなるべく高くなるよう関わり、他のコーチにあまりできない「フットボールってこういうもんだぜ」っていうことを教えてあげたいのです。
振り返るとコーチも勉強し、経験を生かしながら試行錯誤してきました。
サッカー日本代表選手のプレーを分析してそこからあぶり出てくる日本の指導に足りないものを意識しながらトレーニングを構築しています。
プロを目指している子には私なりの「選手の心構え」も伝えています。
年々特別クラスの練習レベルも子供達のレベルも高まり、今では初心者の子から県トップレベルまで幅広いレベルの子達に通ってもらっています。
強化クラス 2013年(強化クラス発足2年目)
中学に上がって部活で愛知県大会優勝した子達がいた年代でした。
強化クラス 2014年(強化クラス発足3年目)
個人能力が高く自立したメンタルの備わった年代でした。
強化クラス 2015年(強化クラス発足4年目)
5年生の時はこの年代は大人しくて大丈夫かなと思いましたが卒業までに過去最高の組織プレーを理解してくれました。
強化クラス 2016年(強化クラス発足5年目)では、6年生がたまにコーチを振り切るプレーを出してくるまでになりました。
コーチは元プロでもありません。
子供達に軽々と越えていってもらわねば困ります。
大府校ページに戻る>>>コチラをクリック