こんにちは。名古屋オーシャンズフットサルスクールの木村です。
先日NAS大高校の生徒から嬉しい報告がありました。
「サッカーチームのAチームに上がる頃が出来た!」
この報告を聞いてとても嬉しく感じました。
この生徒はオーシャンズスクールに通うようになって半年ほどですが(週2で通ってくれています)、ここ最近すごく上達してきたと感じていたところなので、”Aチーム昇格”という結果が出て本当に良かったと思います。
大げさですが、彼の人生にとって「努力が結果に結びついた!」という経験を積めたことは非常に大きな財産になるのではないでしょうか!?
※この写真はNAS大高校の低学年クラスを写したもので、ブログの生徒は写っていません
この生徒についてもう少し詳しく書きますと、入会時は少し目の光が弱いというか「上手くなりたい」という本気度がわかりづらい印象を持っていました。
プレー面で言えば決して下手ではないのですが、1つ1つのプレーに”判断”の要素が欠けているなと感じました。つまり闇雲にプレーしていて自分の技術を活かす術を持っていない印象でした。
実はオーシャンズスクールに入会してくる生徒の中に、このようなタイプの生徒は多くいます。話しを聞くとサッカーのコーチには「もっと周りを見なさい」などのネガティブな言葉を掛けられ(実際の状況を見ているわけではないので、サッカーのコーチを批判する気持ちは全くございません)、自信を喪失しているというパターンです。
軽はずみにパターンという言葉を使ってしまいましたが、本人にとっては切実な問題で「サッカーを辞めようか」と本気で考えてしまっている生徒もいます。
このような生徒には、局面をわかりやすく説明してあげる必要があります。
例えば中盤センターの味方がボールを持っている時、自分がサイドの選手ならどんな時にディフェンスの裏を狙って、どんな時に下がってサポートするべきなのでしょうか?
一言で答えを言ってしまえばケースバイケースです。サッカーは自由でカオスなスポーツなので、一概に答えをいうことは出来ません。
しかし、判断基準を示すことは出来ます。
「ボールを持っている味方が前方へのパスが出せる状態かどうか」
もっと噛み砕いて言えば
「ボールを持っている味方はフリーなのかプレッシャーを受けているのか」
です。
更に私のスクールでは
「ボールを持っている味方がピンチならサポート、チャンスなら裏」
と簡潔に指導しています。
もちろん簡素化しすぎることによる指導の弊害もあります。
しかし、なんの判断基準も持たない生徒にとってはこのぐらいシンプルなところから、教えてあげた方がいいと私は考えています。
判断基準を持たない生徒は”ものさし”を持たずに長さを測ろうとしているようなものです。生徒にものさしを持たせて、そのものさしの精度や大きさを大きくしてあげるのがコーチの仕事なのかもしれません。
また「褒めること」も”ものさし”になり得ます。
例えばシュートに関して言えば「入った/入らなかった」とその成否は簡単にわかります。「勝ち/負け」も同様です。
しかし、それだけを判断基準にしてしまうと生徒の成長にとってはよくありません。なぜかというと、試合で勝った時やシュートが入った時しか”褒める”ことが出来ないので、そもそも試合に出れない、シュートが入らない生徒を改善してあげることは出来ません。
また、たまたま打ったシュートが入ったのと狙い通りに決めたシュートは同じ価値ではありません。応援する保護者の方はそれで十分ですが、私たち指導者がそれではいけません。
もっと細かい視点を持ってその生徒が持っているその時の課題をしっかり認識してプレーを見る必要があります。
例えばシュートが外れても狙いのあるプレーなら褒めることもありますし、はじめのうちはシュートにチャレンジした積極性を褒めることもよくあります。
”褒められる”ということは生徒にとっては「今のプレーは良かったんだ」と肯定されたのと同じことです。
褒められることを積み重ねると「良いプレー/悪いプレー」の判断基準が自分の中で構築されます(”ものさし”ができます)。
ものさしが出来れば、後で自分のプレーを振り返って「あのパスミスは、パスをもらう時点で体の向きが良くなかったな」と考えることが出来ます。
そういった振り返りを積み重ねればそのものさしはより良いものに自然に進化していきます。
話しが脱線してしまいましたが、この生徒に眼の光が弱かったかつての印象はなく、今ではまっすぐな瞳で私の眼を見て話しを聞いてくれます。
きっと彼にとって大きな壁を乗り越えたのだと思います。
他の生徒からも
「エリートプログラムのセレクションにチャレンジする」
「トレセンに合格した」
「サッカーチームでレギュラーになった」
などの報告をもらっています。その度に本当に嬉しく感じています。
そのような報告を受けた日は帰りの車で漏れなくニヤニヤしています!笑
この生徒からAチームに上がったと聞いた日の帰り道は終始顔がニヤついていました…(ハタから見ると気持ち悪いですね)
これからも良い報告たくさんもらってコーチをたくさんニヤつかせてください!
※豊田・北名古屋校では現在お得な入会キャンペーンを実施しております。詳細は下記バナーをクリックしてください
※NAS大高校は別のキャンペーンを実施中です。詳しくはNAS大高フロントまでお問い合わせください(052-883-8921)。