こんにちは。大島コーチです。
ロンドンオリンピックは盛り上がってますね。頑張り続けてやっとメダルを取れた人には感動しますね。努力は誰でもできることなのに続けることっていうのは本当に難しい。結果を残せなかった人もいるけど人間ドラマを作り出すことのできる「スポーツ」はすごいと思います。
コーチは体調管理の為、ほとんどダイジェストしか見れていませんがサッカーも世間の予想を上回る頑張りを見せてくれています。
男子サッカーは惜しくも三位決定戦で敗れましたが近年では最高の成績ですね。
19歳くらいから海外選手との伸びの差が出てU-23やA代表では海外チームに勝てなかったですが段々日本も底上げが出来てきた感があり嬉しいです。
今回ネットの記事で注目したのは大津祐樹選手。メキシコ戦のシュートはA代表にも勝るすばらしいシュートでしたね。見た目は今時の若者ですが言動を見る限り、責任感の強い努力家のようです。
簡単な経歴をご紹介します。
中学時代は鹿島の下部組織に在籍と並行しフットサルスクールにも通う。鹿島ユースには昇格できず。高校ではサッカー部では全国で脚光を浴びるほどではなく大学進学を考えていたがたまたま行われた練習試合でプロの目に留まり柏レイソルに入団。若手でもJ2に降格責任感を持ってチームに残留。初年度に線の細さから手も足も出なかった外国人DFにフィジカル強化をしてマッチアップを優位に進められるようにまで成長し努力を証明。代表に招集されたが結果出ず一旦メンバーから漏れる。同世代のレベルの高い選手から刺激を受け海外挑戦を考えるようになった頃にタイミングよくドイツのチームからオファーがあり移籍。半年後に代表に再召集され結果を出しオリンピックメンバー入りする強運を発揮。
彼の努力の源には「勝ちたい」という気持ちがあると思います。そして、一度負けたとしても次は負けないぞという勝ちにこだわり努力するメンタルの持ち主なのでしょう。
誰でも勝ちたいです。
でもコーチとしては子供たちに「勝ちたいから」早く卒業して欲しいです。
「負けたくない」に成長して欲しいのです。
負けたくないという意識は勝利を知り、自信を覚え、勝利に根付いた行動ができる意識だと思います。勝利のために細部にこだわり、一球一球に執念あるプレーを出せるような選手になって欲しいです。そして人によい影響を与えるような素晴らしい選手になって仲間と共に飛躍していって欲しいと願っています。
サッカーはチームスポーツなのでチームに「このチームなら、この人たちとなら勝ち進める」という勢いが出たときにチームが進化するものなので是非そのようなチームの一員として信頼される選手になれるよう夏休みにコツコツ頑張ってプレー・練習しましょう。