こんにちは、もう5月、そろそろバーモントカップの日程も
出ようかという時期で、最近はAチーム、Bチームに分かれることも
多くなってきています。
当然ながらAチームが上です。歯に衣着せても仕方ないのではっきり
言っておきます。ただし、選手の選考基準は「チームが勝つための可能性を
少しでも高められるかどうか」です。フットサルは人数が少ないので
結果(得点と失点)に対しての一人一人の責任が大きいスポーツです。
また、相手より一点でも多くとるスポーツと思われがちですが、相手に
簡単には得点させないことの方が、より重要なスポーツです。ボールを足で扱う
スポーツですから、バスケットボールやハンドボールと比べて得点はしにくい
ためです。失点しないためには、相手がボールを保持している時のプレスや
カバーの能力も大切ですが、自分たちがボールを持っている時に「悪いボールの失
い方をしないこと」も大切です。なぜなら、フットサルの得点の80パーセントは
カウンターとセットプレーから生まれるからです。チャレンジのドリブルやパスを
控えめにしてほしいといっているのではありません。的確な状況判断をもとに
適切なプレーを選択してほしいと思っています。
選考基準の話に戻りますが、上記のように失点しないためのプレーの技術の確実性
や理解力が、どうしても主な選考基準になります。そこが苦手な選手は
Aチームに選考されにくいです。したがって、Bチームの選手がすべての能力が
Aチームの選手に劣るというわけではありません。レーダーチャートがあると
したら、バランスタイプが選考されやすく、突出タイプは選考されにくい
というと、分かりやすいでしょうか。まだ選手は小学生ですから、Bチームで
落ち込んだりすることもあると思いますし、ひょっとすると保護者の皆さんの
中でも、ご自分のお子様の評価にやるせない思いをされている方もいらっしゃる
かもしれません。励ますために言うわけではありませんが、あくまでも
「フットサル」で「現時点」で「試合に勝つ(≒失点しない)」ことを条件にしたら
の選考であって、「個々人の将来性」を選考基準にしたら、また別の選考結果に
なります。もっといえば、エリートのセレクションで落ちてしまった選手の中にも
良い才能を持った選手はいました。
このエリートプログラムは、「フットサル」の全国大会バーモントカップで
優勝することを目標にしています。(過去ブログでも記載しています)
何よりも優先されるのは「チーム」であり「結果」です。捉え方によっては
結果至上主義です。ですが、「結果」を求めるためにはプロセスが大切であり
プロセスの中からも成長のための経験はたくさんできます。
Aチーム、Bチームに関わらず勝利という結果を追い求めるのは同じです。
選抜チームですから時間に限りもあるので、やるべきことはたくさんあります。
本番までのラストスパート、みんなで一丸となって頑張りましょう。
コーチングスタッフ一同