あけましておめでとうございます。昨年は大変お世話になりました。本年も宜しくお願い致します。
このところ冷えますね。皆さんは楽しいお正月でしたか?
大島コーチは毎年、年末年始は疲れが出て体調を崩してます。
正月にパソコンのデータ整理をしながらテレビを見ていたんですが、自分のアンテナに引っかかる番組を見つけ、見ていました。
「マイケル・サンデル 5千人の白熱授業」
内容はサンデル教授が誰にでも聞き易い趣味の話から入って本題に進行していき、テーマに沿った意見を引き出してまとめていくものでした。
討論のテーマは民主主義でしたが、本当の意味を説明するのって難しいことに気づかされました。
なぜコーチのアンテナにひっかかったかというと、欧米の学校では当たり前のように行われているディベートや討論会に興味が昔からありました。
普段、サッカーの考え方に馴染んでくると気になる事があります。
チーム運営などで当事者を回避する人がたまにいて、そんな日本人の風潮に違和感を抱いていたからです。
白熱授業ではサンデル教授の進行具合が絶妙でした。
誘導尋問にならない程度に意見を引き出していく議論進行をファシリテーションといいます。コーチにもこんなところが結構大事なんです。フットサルって子供達の物で、勝ちたいかどうかはやっている子供が決める事。だから上達も強要できないし、プレーの選択ももそう。
人に行動や決断をゆだねていては自分の人生は生きれません。
人生に一つの答えはないからこそ自分で決断していくチカラを身につけたい。
だから、究極の選択を題材に討論するというのはリスクの無い訓練になります。
元々答えなんてない。それに答えを話し合いで出していく。
ファシリテーターが自然に考えるような質問を投げかけ、気づくサポートをしていく。
魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えるとよく聞きますよね。答えを与えるのではなく答えの探し方を与える。
この先出会うであろう複雑な状況に折り合いをつけて答えのない答え導き出す。
フットボールも状況によってはセオリーはありますが方法は一つではなく絶対的な答えはありません。予想外のことも起こり、実力と結果が比例しないこともあります。
だから決断のできる大人になっていって次の時代をになっていってほしいものです。