こんにちは。セカンドチーム監督の木村です。
バーモントカップお疲れ様でした。
残念な結果でしたね(両チームとも一次リーグ敗退)。
本気の6年生を相手にするとフィジカルの差や迫力は、思っていた以上にハードに感じたのではないでしょうか?
紅白戦でやトレーニングマッチでは味わえない経験をすることができましたね。
バーモントカップを終えて1つコーチの頭に疑問が浮かんできました。
「この子たちは本気で勝ちたいと思っていたのだろうか??」
セカンドチームでバーモントカップに出場したのは今年が初めてですが、過去のセカンドの選手たちは6年生相手でも負けたら泣いていました。
同学年に負けようものなら、心配になるくらい落ち込んでいました。
今年の選手たちは感情を表に出さない選手が多く、活動開始当初から何度も気持ちを表現することの大切さ、コミュニケーションを取ることの大切さは伝えてきたつもりですが、公式戦で負けてもしかも同学年のチームにも負けても、特に悔しそうに見えない選手を見て不安になりました。
(何人かの選手は、表情やプレーから”勝ちたい””負けたくない”という気持ちが伝わってきましたが)
家に帰ってからもずーっと考えていました。色々な人に相談もしました。本もたくさん読み返しました。
そこで改めて思い至ったのは”基本に立ち帰ろう”ということでした。
選手の個性や性格を受け入れた上で、選手を信じていっしょに戦っていく
改めて指導者としての基本に立ち返りました。
それで昨日は練習前にチームミーティングをすることにしました。
アップはコミュニケーションの重要性に気づいてもらえるようなものを選びました。
ゲームでも選手たちの自主性を引き出せるように、なるべくコーチは目立たないようにしながら要所でコーチングを入れるスタイルにしました。
幸いミーティングで選手から出た今後の目標は、私も同じ意見でした。
選手たちの目からは”頑張るぞ!”という気持ちも感じました。
表に出ないだけで悔しい気持ちは持ってくれていたことが確認できました。
↑ミーティングとウォームアップの動画です。特にこの日欠席した選手は観ておいてください
早速複数の大会にエントリーしました。
セカンドチームとして大会に参加できるのは、あと数回だと思います。
とにかく最近はセカンドの活動(特に試合)が楽しくて仕方ないよ
うです。
周りのみんなを見てもそんな感じがします。
こんなお声も頂いています。
みんなの”上手くなりたい”という気持ちに応えられるようにこれからも全力で指導していくつもりです。
バーモントカップは残念だったけど、またいっしょに頑張りましょう。
保護者の皆様も大変かとは思いますが、今後もサポートをよろしくお願いいたします。
最後に1人ずつメッセージです。
エイヂ
キャプテンお疲れ様。10番の着心地はどうでしたか?
だんだんと球際で戦えるようになってきて、抜群のセンスを試合の中で出せるようになってきましたね。
わからないことは聞いてくるし、ユニアオフェスティバルでのプレーも素晴らしかったし、すごいスピードで成長していると思います。
ただしエイヂにはもっともっと上を目指して欲しいと思っています。
上手い選手はたくさんいます。チームを勝たせられる選手を目指してください!
これからも期待しています。
ケイゴ
本気の6年生のプレッシャーはどうでしたか?初めての公式戦はどうでしたか?
緊張もある中で精一杯やってくれたと思います。
最近ノートによく書いている「1対1で突破したい」という目標は素晴らしいと思います。
ケイゴが目指すプレースタイルなので、コーチも応援します。
ただフットサルはもっともっと奥深いスポーツだということも知ってください。
ドリブルが上手い選手だけが良い選手ではありません。
しっかり周りを見ながら、色々な選択肢を持ち「この選手何してくるか予想ができないな」と相手に思わせることができれば、ケイゴの良さはもっと生きます。
パスを受ける前からプレービジョンを持ちながら、相手や味方の動きに合わせてギリギリで違うビジョンに変えられる選手を目指してください。
シリュウ
「ボールラインよりも下がる」「良い構えから出足を早くしてプレスを掛ける」
この2つができるようになってきたことで、相手にとってとても怖い存在になれていたと思います。
集中するということは、常に「次どうなるかな?」と考える続けることです。
それができるようになってシリュウは一皮向けたかな?とコーチは感じています。
ピヴォでのプレーはまだあまり教えていませんが、体の大きさや強さを考えるとシリュウはピヴォとしてとても大きな才能を持っていると思います(足のサイズがすでにコーチよりも大きいことにはびっくりしました!)。
バーモントカップで得た自信をもっともっと深めていくためにこれからも一緒に頑張りましょう!
タイチ
いつも通り。
バーモントカップでのタイチのプレーからコーチはそんな印象を持ちました。
とても良いことだと思います。
いつも通りピヴォに縦パスを通して、いつも通り良いカバーリングが出来ていました。
ただしタイチには、もっともっとフットサルの知識を深めて欲しいということです。
フットサルというスポーツの本質を知っている選手がコートにいるとチームが勝つ可能性はグッと高まります。
具体的に言うとどんな守り方や攻め方があって、それに対してどんな風にすると効果的なのか?といったところを知ると良いと思います。
フットサルに詳しい竹村コーチや廣瀬コーチに聞いたりしながら、たくさんフットサルの試合を観てください。
タイチには”コート上の監督”になって欲しいと思っています。
ジュンペイ
1年生の頃ただただかわいらしかったジュンペイが、物怖じせずに戦っている姿を見ると不思議な気持ちになります。
たくましい選手に成長していますね。
フィクソのポジションから良いパスを通したり、カウンターに対応したり、とても4年生とは思えない活躍ぶりでした。
技術的にもとても伸びています。
だからこそ、もっと前線に関わっていって欲しいです。
「フィクソの位置から抜けていって得点にも関わる」
そんなプレーをジュンペイには期待しています。
そのためにはアラやピヴォのポジションにも積極的にチャレンジしてください!
期待しています。
ゴッツ
ゴッツは頭の良い選手です。それはコーチングの良さにも現れています。
スクールで見せている素晴らしいプレーが、セカンドでは中々出せない。
そんな時期もありましたが、乗り越えることができましたね。
今一番伸びている選手かもしれません。
ゴッツはワンツーやパラレラなどのとっさの判断力に優れていますが「広い方から攻める」という基本ができるようになってきたことで、今まで以上にゴッツの良さが出るようになってきましたね!
これからも期待しています。
テンキ
守備の出足の早さは、テンキがセカンドチームで獲得したとても素晴らしい武器ですね。
ポジショニングや構えが素晴らしいからこそであり、その根底には高い集中力があります。
フットサルに詳しい人ほどテンキの良さは、よくわかると思います。
課題は攻撃面ですね。
技術は元々あります。インサイドキックの質も高くなってきました。
もう少し落ち着いてプレーできれば絶対に攻撃面もすぐに良くなります。
そのためにはたくさん周りを見ること、フットサルの試合をたくさん観て攻め方のアイディアをたくさん持つこと、相手をダマすためにちょっとした遊び心を持つことを意識してください。
1つのプレーを実行するにあたって、最低でも1つはフェイントを入れるようにしてみてください。
難しいフェイントはいりません。
体の向きや目線、キックフェイントなどを入れることで、相手を近ずけさせずにテンキの間合いでプレーできるようになるはずです。駆け引きを楽しんでください。
真面目なテンキだからこそ「フットサルは遊びだ」ということを忘れずにいて欲しいと思っています。
ユウナ
ピヴォ、アラ、ゴレイロ。
どのポジションでも安定して素晴らしいプレーが出来ていました。
チームとしての戦い方(戦術)がしっかりと理解できている証拠だと思います。
安心してコートに送り出せる選手に成長してくれています。素晴らしいことです。
ここからさらにフットサル選手としてスケールアップしていくために、アドリブ力を身につけてください。
アドリブ力とは、狙い通りの展開にならなかった時にとっさの判断でプレーを変えることができる力のことです。
例えば味方がパラレラをもらいに走ったけど、ディフェンスに縦を切られてしまった時に「どうしよう」と慌てるのではなくて、落ち着いてドリブルでボールを動かして、自分の力で展開を切り開けるような選手になって欲しいと思っています。
そのためには1対1の強さが必要不可欠です。
たくさん1対1で”遊んで”ください。
ソウスケ
3月にセカンドチームに加入してからわずか2ヶ月での公式戦は大変だったと思います。
もしかすると気持ちの準備が間に合わなかったかもしれませんね。
ただソウスケには大きな可能性を感じています。
素晴らしいキックを持っていますし、賢さもあります。
ただプレーの波が大きいという課題もあります。
スクールで指摘して以来、改善傾向にあるとは思いますが、バーモントカップでもソウスケの力が出し切れたか?というと、もっとやれたと思います。
原因は何なのか?ケガなのか?体調なのか?気持ちの問題なのか?
自分なりに考えてみてください。
ソウスケがセカンドチームで爆発してくれることを期待してます!
ジンセイ
2得点おめでとう!4年生が6年生相手にゴールを決めるのは簡単ではありません。
特にパラレラから決めた得点は成長の証ですね。素晴らしかったです。
お母さん曰く「悔しそうな顔」をしていたとのことなので(コーチはそこまで読み取れませんでしたが 笑)、悔しさをバネに頑張って欲しいと思います。
一時期はチーム戦術を意識しながら自分のプレーを表現することに戸惑っていたと思いますが、乗り越えましたね。
ただまだまだ序の口です。エリートになるともっと戦術は細かくなってきます。
それはサッカーでもいっしょです。レベルが上がれば上がるほど、選手に対する監督の要求は多くなります。
ドリブルシュートという素晴らしい武器を持っているジンセイだからこそ、今のうちから戦術に触れておくことは大切だとコーチは思っています。
これからもいっしょに頑張ろう!
ケイト
負けず嫌いなケイトのことなので、バーモントカップの結果には当然満足していないと思います。
ケイトの一番の武器である”シュート”も発揮することはできませんでしたね。
昨日も話しましたが”勝ちたい”という気持ちが強すぎて、大事な場面で力んでしまうのは、これからもケイトについてまわる問題だと思います。
でも自分の傾向がわかっていれば対策も立てれます。
大事な試合ほどリラックスすること、力を抜くことを意識してください。
それは試合当日だけでは上手くいきません。
普段から大事な場面でも肩の力を抜いていつも通りのシュートをするイメージトレーニングをしてください。
ケイトのシュートは、ケイトの武器であり、チームの武器でもあります。
チームのために試合を決定づけるシュートをこれからバシバシ決めてください!
アユム
キャプテンとして、1人のプレーヤーとして、バーモントカップはどうでしたか?
持っている力を全部出し切ることができましたか?
良い選手とはチームを勝たせることができる選手です。
そのためには直接的な技術(自分のプレー)だけでは、十分ではありません。
指示を出したり、味方を励ましたり、集中できていない味方に声を掛けたりといったことも同じくらい大切です。
誰にでも任せられる仕事ではありません。
アユムだからこそキャプテンという役割を頼んでいます。
3戦目のコーチング素晴らしかったです。これからも続けてください。
プレー面でいうと試合中に使えるキックの種類が増えるともっと良くなると思います。
左足、インステップ、ループ、なめパス、また抜きパスなどスクールからどんどんチャレンジして技を磨いていってください。
ユウセイ
勝つためには熱いハートと冷静な頭が必要です。
熱いハートはユウセイは持っています。コーチはユウセイのそんなところが大好きです。
冷静な頭は時々なくなってしまいますね。
自分でも気づいていることなので、これから良くなっていくと思います。
何よりも経験が大切なことです。そういった意味ではバーモントカップはユウセイにとってとても重要な経験になったと思います。
ちなみに木村コーチも熱くなりすぎる性格なので(気づいていると思いますが 笑)、試合前は「最後まで集中を切らさずに冷静に戦い抜く覚悟」を自分に言い聞かせています。
プレー面で言うとユウセイの良さは何と言ってもドリブルです。
スピードがあって、色々なフェイントが出来て、とても素晴らしいと思っています。
1つだけアドバイスするとしたら「派手なフェイントをしなくても相手を突破することはできる」ということです。
YouTubeのスーパープレーだけを観ていると勘違いしてしまうかもしれませんが、プロのドリブラーたちも難しいフェイントはほとんど使っていません。
駆け引きや一瞬のスピードで1対1に勝っています。
ユウセイのスタイルを否定するつもりはありません。
ただシンプルなフェイントで突破できるようになったら、もっと良くなると思います。
イチゴ
ゴレイロ良く頑張ってくれましたね。運動神経の良さや球際を怖がらない強いメンタリティーが生きていたと思います。
フィールドでのプレーもとても良くなって来ましたね。
「今何をするべきか?」が理解できるようになったことで、良い意味でシンプルにプレーできるようになってきました。
1stタッチの質が高まれば特にカウンターの局面でもっとイチゴの良さが生きるようになります。
走りながらのコントロールを練習してみてください。
アウトサイドや足裏でナメる(転がす)トラップの方が、インサイドよりもイチゴには合っているかもしれません。
イチゴは普段の優しい話し方からは想像もできないくらい球際で戦ってくれますね。
イチゴの長所なのでこれからも続けてください!
ナギ
ケガ明けで、いきなりの公式戦はとてもハードでしたね。
その点、良く頑張ったと思います。
鋭い洞察力を生かしたインターセプトや、足の速さを生かして味方を追い越す動きやウィークサイドを埋める動きはナギの素晴らしい武器です。
パスを受ける前に裏を見ておくことも習慣化できてきました。
さらにレベルアップするためには2つのことを意識してトレーニングしてください。
1つ目は逆サイドを見ておくこと。
2つ目は1対1に自信をつけることです。
逆サイドを見ておくことの重要性はスクールでもセカンドでも何度も話しているので大丈夫だと思います。
ただどれだけ事前に周りを見ていても1対1でプレスを掛けられるシーンはフットサルでは、たくさん出てきます。
例えば味方が自分のプランと違う動きをした時、トラップミスをしてしまった後などです。
相手の強いプレスを受けても落ち着いてプレーするためには、1対1の強さが必要です。
単純な技術はもちろんですが、キックフェイントで時間を作ったり、腕を上手く使ってキープしながらボールを動かすことを身につけてください。
トキア
6年生を相手にピヴォをやるのはフィジカル的にとてもハードでしたね。
スピードだけじゃなく体の強さも持っているトキアですが、さすがに疲れていましたね。
疲れるのは悪いことではありません。チームのために体を張って戦った証拠です。
自分の判断でナギとポジションを入れ替えたのもGOODです。
自主的に考えることはどんどんやって欲しいと思います。
負けてる局面でアラに入ってもらったように、監督としてチーム全体のことを考えて別の指示を出すこともありますが、それはそれでOKです。
コーチは良いプレーをした後のトキアの嬉しそうな顔を見るのが大好きです。
セカンドチームでももっとニヤニヤ顔を見せてください 笑
そのためには左足のキックとトゥーキックの質を上げることに取り組んでください。
ジョニー
初の公式戦緊張しましたね。
緊張することは悪いことではありません。真剣だからこそ緊張します。
緊張はするけど、それに打ち克つことができる選手が一流の選手なのだと思います。
緊張した時は弟の顔を思い浮かべてください。エイタの顔には人をリラックスさせる効果があります 笑
3戦目は特にジョニーの良さが出ていましたね。得点はジョニーの気持ちの強さがよく現れたシーンだと思います。
切り替えの早さやプレスの鋭さもジョニーの良さですが、ジョニーの最大の武器はドリブルです。
相手が嫌がる距離まで近ずいていってダブルタッチやアウトサイドでかわすドリブルは、シンプルかつ効果的です。
かわした後のドリブルコースが良くなればもっと相手を困らせることができるようになります。
あとは色々なボールタッチを繰り返し練習しましょう。
ドリブルというスペシャルな武器をもっともっと磨いていって、誰にも負けないドリブラーになって欲しいとコーチは思っています。
タケト
ケガで出場は出来ませんでしたね。仕方がないことです。
ただ練習を含めて応援・見学に来てくれたことは絶対にタケトの今後に生きてきます。
今は落ち着いてケガを治すことに専念してください。
復帰してもいきなり前のようなプレーはできないかもしれません。
それでも焦らず一歩一歩進んでいきましょう!待ってます。
リュウト
事情があってバーモントカップに出場できませんでしたね。
責めるつもりはありませんが他のみんなは真剣勝負の中で、他では得られない経験をしました。
フットサルの公式戦は、サッカーとはまた違った感覚があります。
それが経験できなかったことはしっかりと自覚してください。
プレーの内容はここ一ヶ月ほどでとても伸びています。
ノートから熱意も伝わってきています。
元々才能に溢れた選手なので心配はしていませんが、バーモントカップに出場できなっかた分を他のことで取り返してください。
リュウトの良さは判断力です。判断力の良さを生かすために先の展開を読んでおくこと、味方と同じプレーイメージを持つことが大切です。
チーム戦術はそのためにあります。
最近のプレーの良さはチーム戦術に慣れたことと関係していると思います。
セカンドチームでのプレーがより一層楽しくなってきたのではないでしょうか?
これからも期待しています。