実際にU-12年代で行なっているトレーニングメニューや戦術の紹介、ゲーム分析などを動画でお送りする「NAGOYA OCEANS U-12 TACTICS MOVIE」
今回は「実戦で活きるカウンター攻撃のトレーニング」です。
今回のメインテーマは「トランジション攻撃」
フットサルでは得点の7割はトランジションとセットプレーから生まれると言われています。その重要性から、チームでトランジション攻撃のプレーモデルを浸透させているチームも多いでしょう。ある程度の約束事が整理できたら、より実戦的なトレーニングでトライ&エラーをたくさん経験しましょう。
今回のトレーニングの特徴は、
・様々な人数のトランジションが発生するので、選手の認知や状況共有スキルを鍛えることができる
・左右不均衡の形のトランジションが発生しやすいので、リアリティーがある
・声の重要性も高まるので、選手のコミュニケーションスキルが鍛えられる
以上3点です。
今回は「攻撃」のトレーニングとして紹介しましたが、守備もつけたトレーニングであるため、指導者のフォーカスするポイントを「守備」にすることで、守備のトレーニングにもなります。
全くこの通りに行う必要はなく、プレーヤーの人数やレベル、コートの大きさ、使用できる用具など、様々な条件に合わせてアレンジできます。
例えば、動画では、サイドラインを越えたボールを拾いにいく時間がもったいないので、順番待ちのチームにボールボーイ役を担当させていますが、壁に囲まれたようなコートではその必要はないでしょう。
また、さらに運動量をあげる場合には、ボールボーイ役の選手に即座に配球してもらい、プレーが切れる時間をさらに減らすこともできます。
エリートプログラムコーチ 廣瀬