こんにちは。名古屋オーシャンズフットサルスクール大府校コーチの木村です。
ドリブル強化クラスが開講して2ヶ月弱が経ちました。
通常4人のクラスですが、特別強化月間プランを利用してたくさんの生徒が毎回来てくれています。
みんな伸びていますが、やはり毎回必ず参加してくれる4人の成長スピードは格別です。
その成果は通常のクラスでのプレーを見るとわかりやすいです。
明らかに以前よりもドリブルで突破するシーンが増えています。
まだ当然私がイメージする理想のドリブラーの姿からは遠いのですが、それでも1つ1つのボールタッチやフェイントの質が高くなり、体のキレが高まったことで対峙するDFを突破できています。
ドリブル戦術の関してはそれほど深いことはやっていませんが、まずは自分の武器を磨くことが小学生にとっては一番大切だと思っています。
そのために毎回マニアックにドリブルや体の動かし方について指導しています。
さて今回は『シザーズ』についてマニアックに考察してみたいと思います。
シザーズとは一般的なフェイントの1つで、小学生でも得意技にしている子も多いです。
しかし「なんのためにまたぐのか??」という質問にはっきりと答えられる子は意外に少ないと思います。
▽シザーズ(ボールをまたぐアクション)の目的
①右(左)に行くフェイントのため
↓↓↓参考動画(1:27〜 アンリのシザーズ)
(動画自体は長いのですぐにブログに戻ってきてください)
https://youtu.be/Uxb4SlaB99U?t=87
②アウトサイドパスのフェイント
↓↓↓参考動画(1:16〜 バルサの26番のシザーズ)
https://youtu.be/Uxb4SlaB99U?t=76
③相手の間合いに入るためのフェイント(相手に足を出させるため)
↓↓↓参考動画(0:43〜 久保建英選手のシザーズ)
https://youtu.be/Uxb4SlaB99U?t=43
④相手の足を止めるためのフェイント(止めておいてダッシュで置き去り)
↓↓↓参考動画(1:08〜 C.ロナウドのシザーズ)
https://youtu.be/Uxb4SlaB99U?t=68
⑤突破のタイミングを隠すためのシザーズ
↓↓↓参考動画(2:53〜 ロナウドのシザーズ)
https://youtu.be/Uxb4SlaB99U?t=173
ざっとこんな感じでしょうか?あとは味方の上がりを待つためだったり、またいでいる間に深い位置に侵入したりという目的で使うこともあります。
そしてそれぞれの目的によって少しずつまたぎ方も変化していきます。
変化の1つがスピードアップのタイミングです。
1回またいでアウトサイドで逆にかわすとして、いつスピードアップするのが正しいのでしょうか?
①またぎ始めでスピードアップ
②またいでいる途中でスピードアップ
③またいだ後(アウトサイドタッチのタイミング)にスピードアップ
目的によって変わります。
大切なのは全部のタイミングでスピードアップができる技術を習得すること、目的に応じて使い分けることです。
例えば2対1のカウンターの状況で味方にアウトサイドパスするというフェイントのためにまたぐのであれば①またぎ始めでスピードアップすることで、リアリティのあるフェイントになるでしょう。
右(左)に行くと見せかけたいときは②またいでいる途中でスピードアップすることができると効果的です。
③またいだ後(アウトサイドタッチのタイミング)にスピードアップは例えばまたぐことで相手を止めておいてダッシュする時や何回もまたいで(ペタラーダ)で突破のタイミングを隠しておいてDFが油断した瞬間にスピードアップする時などに使えます。
繰り返しになりますが、大切なので3つのタイミング全てでスピードアップできる技術を習得すること、そしてその使い所をしっかり認識することです。
ドリブル全てに言えますが、考えてプレーしているようでは遅くなってしまいます。
ポイントを理解して繰り返し繰り返し反復することで、無意識でいつでも再現できるようにしておく必要があります。
そのためには継続したトレーニングが必須です。
人間が無意識で物事ができるようになるためには6ヶ月以上の期間が必要という研究結果があります。
将来を見据えてコツコツ長い目で取り組んでいく必要があります。
ドリブル強化クラスは『モンスター級のドリブラーの育成』を目標に毎回マニアックにトレーニングしています。
興味がある方はぜひ一度ご体験ください。
ドリブル強化クラスは毎週火曜日17:55-18:55に練習しています。
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<スクール生及び保護者の皆様へ>
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