エリートプログラム、NAS大高校コーチの廣瀬です。
12月8日に行われた立川府中アスレティック戦のプレーバックです。
今回は少し視点を変えて、得点シーンやシュートだけでなく、守備と利き足についてフォーカスしてみたいと思います。
1点目、2点目、4点目に絡んだ星翔太選手のプレーを振り返って見てみましょう。
1点目は相手チームのコーナーキックの守備で、「守備の2番」の位置でパスカット、カウンター→左足でのアシスト
2点目は前プレ、左足でパスカットからアシスト
4点目は左足でのボール奪取から、そのままの流れで左足でシュート
守備でも利き足はあり、利き足とは逆の足での守備が苦手な選手が実は多いです。
サッカーだとスペースが広いので、相手とボールの間に体を入れる守備の割合も多いのですが、フットサルではスペースが狭く、相手も足元からボールを離さないでプレーをすることが多いので、両足で遜色なくボールに足を出せることは非常に価値があります。
また、同じシーンで、星翔太選手は守備の時にボールへの寄せ方や予測、ステップワークが非常に素晴らしく、具体的に言うと、待ちの姿勢ではなく、細かくステップし10センチ20センチ単位で細かくポジションを変えて、ボールホルダーにプレッシャーをかけています。左右の足でボールにアタックでき、足も長いので、パスラインを限定できる範囲が広く、ボールを運ぶボールホルダーへの寄せ方も優れているために相手の攻撃方向を限定しやすく、味方は非常に助かるはずです。
ハイライトでは映ってませんが、この日はラファ選手が途中で退場し、2分間の数的不利の状況もあったのですが、星翔太選手が守備の一番前で、絶妙な立ち位置で攻撃方向を限定し、2分間の数的不利状況を無失点で乗り切ることに大きく貢献していました。
スクール生には両足を使うことや、それを守備に活かすことにも興味を持ってもらえると嬉しいです。トップチームには優れたスキルを持ったお手本になる選手がたくさんいます。ぜひアリーナで観戦、応援しましょう!