こんにちは!冨田です。
12/19(木)豊田校トレーニングレポートです。木曜日は年内最終日でした!
低学年〈止める・蹴る〉
ボールコントロールの基礎の基礎、第2週目!
最近はパス&コントロールのトレーニングで、ボールタッチの仕方を細かく指定する様にしています。以前では、止め方も交わし方も蹴り方も結構自由にさせていましたが、選択肢が多くて自由すぎると「ミス」が明確にならないことがあって指導しにくい時があったからです。
例えば、止める時はソウルで一歩前のボールの上半分を触る。交わす時はボールを止めた足を地面に着地する前にアウトサイド(小指と第4指の付け根あたり)でボールを上から擦るように触る。蹴る時はインサイドで一歩前のボールを前に歩き(走り)ながら蹴る。
「ミス」が明確であれば、それはすなわち、何を改善すれば上達するのかが明確であるということ。指導者はもちろんですが、誰よりプレーする子ども達が自分でその「ミス」に気づいて工夫・改善できるオーガナイズのトレーニングをさせることが我々の仕事ですね。
ドリブル強化〈マシューズ〉
マシューズを生かしたサイドのドリブル突破をトレーニングしました。
マシューズはとてもシンプルなフェイントですが、だからこそ、どんなプロ選手でもよく使うフェイントであり、その用途は無限大です。例えば、シザーズもマシューズの延長のようなフェイントですよね。ボールをまたぐかまたがないかくらいの違いです。
この日はテンポにフォーカスしました。
・タン・タン・タ・タン
・タン・タン・タ・タン・タン
初めの「タン・タン」は仕掛けで、「タ」で空振りして、「タン」で交わします。タッチの仕方は変えながらも、テンポは最もシンプルなものをこだわり、積極的に自分から仕掛けさせました。相手が勢いを逆手にとって交わす子は多いですが、自分から仕掛けて相手の状態を崩せる子は少なかったですね。
自分から仕掛けにいける、あるいは仕掛けるタイミングが早いプレイヤーは日本代表でもまだまだ少ないです。個性を生かしながらも、日本人の殻を破るような選手を育てたいですね。
高学年〈ポゼッション〉
グループでのスペースメイキングをしました。
・オフに十分に幅と深さをとる
・相手を食いつかせる
・空いたスペースに素早く侵入する
・数的優位の状況をつくって仕留める
フットサルはゴールが近い分、「ボールを保持したら玉砕覚悟で前進あるのみ!」みたいなシーンが多かったですが、この日はそれも少なくなりました。
バスケットボールとは違って24秒ルール(自チームがボールを保持してから24秒以内にシュートを打たなければならないルール)もないので、本来、攻め急ぐ必要は一切なありません。
どんな状況でも1人で突破していこうという気概や能力を否定はしませんが、それだけでは限界があるのも確かなので、ペアやグループをつくって攻めることも覚えて欲しいですね!