NAS大高校コーチの廣瀬です。
徐々に、生徒や保護者の方からレッスンに対してお声をいただくことが増えてきました。大まかに下記2種類のような内容が多いです。
①子どもがレッスンが楽しいと言ってます。レッスンを楽しみにしています。
②子どもが上手くプレーできなくて。。。(すみません的なニュアンス)
①について、そう思っていただけているなら、コーチ冥利に尽きます。ありがとうございます。新しく出会った子ども達がどう感じてくれているのか、気になっていました。レッスンをご覧になっていただいた方はお分かりいただけたと思いますが、実戦的なメニューが多いことが、子どもが楽しくプレーしてくれている理由かなと思っています。子ども達が、自分で「見て」「決めて」「成功した」という経験は、子ども達にとって何物にも代えがたい喜びのはずで、その感情に、幼児も6年生も(大人も)違いはないと思っており、それこそがこのスポーツの一番の魅力ではないかなと個人的には思います。
②について、このようにおっしゃられる方は、ひょっとすると謙遜かもしれないですし、本心ではないかもしれませんが、小学生年代では上手くプレーすることよりも、「フットサルが大好き」だと思ってくれることの方が何倍も大切です。こんなことを言うと、U-12年代の指導者として元も子もないかもしれませんが、中学から高校の6年間の成長は凄まじいものがあります。U-12年代での多少の技術的・身体的な差など、さほどアドバンテージになりません。それよりも後々まで活きることは、「戦術的な原理原則、このスポーツの構造を理解する考え方」や「フットサルが好きだという気持ち」です。私はその部分にフォーカスしたいと常に考えています。
また、フットサルは(サッカーも)ミスのスポーツです。足でボールを扱うのですから当然です。例えばミスがなければ、全ての攻撃がゴールで終わるわけですし、仮にその場合には、守備側がミスしていることになります。
このような考え方もあります。「攻撃のミスは守備が原因で、守備のミスは攻撃が原因」。攻撃と守備が絶え間なく循環するスポーツであるフットサルならではの考え方です。つまり、フットサルにはミスが付き物で、ミスはあるものとして考えなければなりません。そのような前提に立つと、ミスの度合いをコントロールするという考え方もあります。「やって良いミス」「致命的なミス」「仕方がないミス」など、ミスにも種類があります。チャレンジし、成功や失敗を繰り返す中で新しい技術を習得していく育成年代の子ども達にとって、「やって怒られるミス」など存在しません。
フットサルを楽しみましょう!