こんにちは。セカンドチーム 監督の木村です。
大変な時期ですが『こんな時だからこそポジティブに!』を合言葉に乗り越えていきましょう!
↓↓↓動画を題材に参考になりそうなプレーを紹介します。
ElPozo Murcia Costa Cálida – Movistar Inter | Jornada 10 – Temporada 2019/20
インテルモビスター対エルポソの一戦。
ハイレベルで見ていて楽しい試合でした。
赤のウェアがエルポソで青がインテルです。
今回注目のシーンは
10:14 キックイン_GKを活用した前進。逆サイドに張るパターン
18:27 体の向きによる釣り出し→ワンツー
19:42 ピヴォのフェイクからの顔出し
の3つ。
▽10:14 キックイン_GKを活用した前進。逆サイドに張るパターン
これは最近取り組んでいる形ですね。
ゴールをガラ空きにしてしまうという怖さもありますが、それ以上に数的優位で中央の選手が4秒やハーフ超えのルールを気にすることなくプレー出来るのは大きなメリットですね。
注目はフィクソの動き。
マーカーが近いのを見てこのままでは自分も逆サイドのGKも受けれないと考えて、プラス方向に走ります。
さらにマーカーがついて来ないのを見て、ライン間で受ける判断をしました(エントラですね)。
ポイントは走るスピードです。
速すぎるとマーカーがついて来ないことに気付きにくいですし、止まるのも大変です。
試合中に全速力で走らないといけない時というのは、実はあまりありません。
なぜならフットサルは常に周りを見て判断を変えていかなければいけないスポーツだからです。
参考にしましょう。
▽18:27 体の向きによる釣り出し→ワンツー
大好きなプレーです。
釣り出すドリブルを上手く使って駆け引きをすることが最近みんな上手くなってきていますが、わざと横向きになることで、相手を引きつける作戦もあります。
このシーンでは、1タッチ後ろに転がして釣り出しているのもポイントですね。
リターンを出したフィクソの選手も一瞬前に行くフェイクをかけてから、アラに寄って行っています。
特にナナメではなく平行(横ならび)のワンツーは、この寄る動きがないとなかなか成功しません。
リターンのパスがフィクソのマーカーの足にひっかかってしまうからです。
寄ってダイレで出したり、トラップを動かしたり、少し浮かしてパスをしたりといった工夫が平行のワンツーには必要です。
難しい代わりに守るのが難しいプレーでもあるので、そろそろみんなもチャレンジしても良い頃ですね!
みんな上手くなったので。
▽19:42 ピヴォのフェイクからの顔出し
目立たないですが、ピヴォのパスを受けるための駆け引きが絶妙です。
まずボールと逆サイドにいることで相手フィクソは、ピヴォとボールを同時に見ることが難しくなっています。
そして「裏を取るアクション→急に止まる→フィクソの前に入って受ける」という流れるような駆け引きで見事にパスが受けれています。
とても賢いプレーだと思います。
タイミングも絶妙で、フィクソがマーカーを連れていくことでできた中央のスペースに右アラの味方が中にドリブルして運んだ時に、ちょうどパスラインを作っています。
パスやドリブルでボールが横に動いた時は、ピヴォ当てのチャンスです。
ピヴォはそのタイミングでパスラインができるように準備して欲しいですし、ボールを持っている選手はそのタイミングで顔を上げて欲しいです。
素晴らしいですね!