こんにちは。セカンドチーム 監督の木村です。
今日は”フットサル視点で観るサッカー”という観点でサッカーの試合を分析してみたいと思います。。
分析する試合は2017年4月のレアルマドリー対バルセロナです。
https://youtu.be/1rWw2LkYzAQ
注目して欲しいのは以下の3つ。
11:51 縦パスを起点にサイドに展開→折り返しをシュート_DFと逆足に出す縦パス_3人目の動き
https://youtu.be/1rWw2LkYzAQ?t=711
16:01 左FWの駆け引き→空いたスペースの活用
https://youtu.be/1rWw2LkYzAQ?t=961
1:37:57 プレス回避から中央レーンを運んでのゴール_3レーンを埋める意識_リバウンドポジション
https://youtu.be/1rWw2LkYzAQ?t=5874
▽11:51 縦パスを起点にサイドに展開→折り返しをシュート_DFと逆足に出す縦パス_3人目の動き
フットサル的に言うとピヴォ当てですね(サッカーでいうとポストプレーなのかな?)。
現ヴィッセル神戸のイニエスタ選手からメッシ選手への縦パスが素晴らしいですね。
イニエスタ選手はいつもリラックスして無駄な力が抜けているので、キックのモーションがDFに気づかれにくいのかなと思います。
横パスを受ける前に首を振って前を見て、ダイレクトでDFから遠い足に縦パスをつけます。
この位置に縦パスを通されるとDFは中央に寄ります。
サイドに出来たスペースに展開してフィニッシュまで行っています。
▽16:01 左FWの駆け引き→空いたスペースの活用
超地味なシーンです 笑
左FWの動きに注目です。
左サイドの選手(サイドバックかな?)がボールを持った時に、マークしている選手の反対側に一度動きます(ボールと逆サイド)。
そこから裏を狙う(バックドア)→ボールに寄って受ける(アラコルタ/ワンツー)→裏を狙う(パラレラ )という連続した動きで、細かくDFと駆け引きしています。
結果的には自分にパスは出ませんでしたが、裏を狙うことで出来たスペースを他の選手が活用しています。
スペースを作ることに成功していますね。
▽1:37:57 プレス回避から中央レーンを運んでのゴール_3レーンを埋める意識_リバウンドポジション
バルサらしいパス回しからプレスを回避して右サイドバックのセルジ・ロベルトが中央レーンを持ち上がります。
セカンドチームのプレーモデルで言うともう少し両サイドが高い位置を取って欲しいのですが、早めにサイドの選手に預けて、ドリブルで時間を作ることでサイドバックがオーバーラップする時間とスペースを作っています。
クロスを中に入れることをやめてマイナスにパス→メッシの完璧なシュート。
メッシがシュートしたエリアは、セカンドチームで言っているリバウンドポジションに近いエリアですね。
GKとDFの間が一番危険というのはサッカーもフットサルも一緒です。
DFとしてはまずはそこを守ることを優先するので、このエリアというのはとても有効です。
メッシがこのスペースに入る前の動きもとても上手いですね。
ファーサイドからタイミングを見て入ってきています。
フットサルでもサイドレーンを突破した後にセグンドに入るのか?リバウンドポジションに入るのか?を一瞬で正しく判断できる選手はたくさん点を取ります。
分析は以上です。
フットサルの戦術を理解してサッカーを観ると今まで気にならなかったことが、目につくようになると思います。
そいう言った視点でサッカーを観てみるのも面白いと思います。