こんにちは。セカンドチーム 監督の木村です。
雨の日こそイメージトレーニングのチャンスです。
たくさん映像を観てください!
分析する試合は2019年U-20AFCの日本対イランです。
若き日本代表がアジアの頂点に立った大会です。
完全アウェーの中で点の取り合いの末、勝利をつかんだ素晴らしい試合ですので、単純に一つの試合として面白いと思います。
元々ライブ映像なので画質が低いですが、ぜひ1試合通して観て欲しい試合です。
ちなみにGKは名古屋オーシャンズサテライトで昨シーズンF選抜でプレーしていた田淵選手です。
注目して欲しいのは以下の3つ。
35:53 フィクソの守備_フィニッシュ局面ではピヴォの前に入る
56:26 得点シーン_マークチェンジの隙をついてのドリブル突破→セグンドへの逆足でのシュートパス
1:17:50 素晴らしいDF_ボールが動いている間に寄せる意識_突破ラインを封鎖しながらの深いタックル
1:22:43 得点シーン_3対2のカウンター(ポジトラ)_テンポライズ_右サイドの高い位置取り_味方をオトリに使う駆け引き
▽35:53 フィクソの守備_フィニッシュ局面ではピヴォの前に入る
相手の前に入る守備。
このくらいの高さでは、裏を取られることに怖さが少ないのでピヴォの前に入って守るのはとても有効だと思います。
もちろん放ったらかしにはできないので、手で触ったりGKからのコーチングや相手の足音を聞いて相手の場所を確認しましょう。
▽56:26 得点シーン_マークチェンジの隙をついてのドリブル突破→セグンドへの逆足でのシュートパス
最初にボールを持っている選手がパスした後、軽くブロックを入れたことで相手チームがマークを受け渡すのか?そのままついて行くのか?少し迷いました。
その隙を突いてスピードアップした判断が素晴らしいですね。
一度体の向きを中に向けることで、縦突破するためのフェイントになっています。
最後は利き足じゃない左足で精度の高いシュートパスをセグンドに送ってゴールを演出しています。
▽1:17:50 素晴らしいDF_ボールが動いている間に寄せる意識_突破ラインを封鎖しながらの深いタックル
素晴らしいDFです。
前半は相手のドリブル突破を警戒して少し間合いが遠くなってしまっていましたが、このDFは最高だと思います。
ボールが動いている間に寄せて、相手の足元に入った瞬間に縦へのドリブルコースをふさぎながら体ごと深いタックルをしています。
注目して欲しいのは自分のマークにパスが出る前の姿勢とステップです。
しっかり体を立てて、細かいステップを踏んでいますね。
ぜひ真似して欲しいプレーです。
▽1:22:43 得点シーン_3対2のカウンター(ポジトラ)_テンポライズ_右サイドの高い位置取り_味方をオトリに使う駆け引き
3対2のカウンター(ポジティブトランジション)です。
ドリブルで運んでそのままシュートを決めた形ですが、両サイドが高い位置を取ることでDFは前に出ることができなくなります。
アウトサイドパスと見せかけたシザーズで目の前のDFをかわして、すぐに左足でシュートを打つことで2人目のDFやGKとの駆け引きに勝っています。
非常にレベルの高いプレーだと思います。
分析は以上です。
この試合をしながらzoomでビデオミーティングなどできたら楽しそうですね。
今日がここまでです。