こんにちは。大府校コーチの木村です。
「集中しろ!」
みんなはそんな風に声を掛けらたことはありますか?
そんな時は具体的にどうやって集中していますか?
まず集中している状態というのはどういう状態でしょうか?
これらの問いに指導者であれば明確に応えられなければいけません。
そうでなければ「集中しろ!」ということは言ってはいけないと私は思っています。
まず集中力には4つの分類と2つの種類があります。
[集中力の4つの分類]
1.外向き-狭い
2.外向き-広い
3.内向き-狭い
4.内向き-広い
外向きとは自分以外のことに集中の矢印が向いていること、内向きとは自分のこと、自分の内面(心)に集中の矢印が向いていることです。
狭いとはピンポイントでスポットライトが当たっている状態、広いとは部屋全体をライトが照らしている状態です。
[集中力の種類]
1.トップダウン性注意
2.ボトムアップ性注意
トップダウン性注意とは他人に促された集中で、持続力が低く長時間たつとストレスを感じます。
ボトムアップ性集中は自分で高め探っている集中で、長時間続くのが特徴です。
さて試合中「集中しろ!」と言われてしまう時は、例えばなんとなくボールを目で追いかけている間にマークするべき選手に裏を取られてしまったり、よそ見をしている間にボールが飛んできて慌ててしまうような場面ではないでしょうか。
つまり見るべきものを見ていない、集中するべきものに集中できていない状態だと言えます。
そんな時は「次にやることは何か?」と常に自分に問いかけながらプレーすると良いです。
次にやることを考えるというのはボトムアップ性集中なので、長続きしますし、ストレスもたまりません。
過去のことなどの自分でコントロールできないことに心を奪われる(集中するべきことに集中できていない)ように、無駄なエネルギーを消費しなくて済みます。
脳は1つのことにしか集中できません。
マルチタスクのように2つ3つのことを同時に考えることは無理なのです。
マルチタスクができているように見える選手は、その時々で集中するべきものに集中して終わったら、すぐに次のことに集中しているのに過ぎません。
その作業が恐ろしく早いので2、3個のことを同時に考えているように見えるのです。
私のメンタルトレーニングの師である大儀見先生は、常に良い集中をするために予測することを大切にされています。
もちろん私も予測することを重視していますが、さらにそこから相手tの駆け引きにも発展していって欲しいので
「次の作戦考えて!」
という指示をよくします。
「集中しろ!」
というよりも何倍も効果があるように私自身感じています。
みんなも「今日集中できていないな」と感じたら、「次の作戦を考えること」に意識を集中してみてください。
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