こんにちは。名古屋オーシャンズフットサルスクール大府校コーチの木村です。
先日こんなツイートをしました。
ツイートの補足となぜこのような発信を私がするのか?をブログで書いていこうと思います。
良かったら最後まで読んでください。
自分が小学生に戻ったらどんな練習をするか?という妄想をたまにする
とにかく友達を捕まえて
1対1とかスモールゲームをやりまくるという結論が出た
つまりはストリートサッカー
真面目に自主練するより対人で遊びまくった方が上手くなると思っている
その上で良い指導者に巡り会いたい
— 木村幸司_育成年代フットサル指導者 (@kimura_football) June 8, 2020
おそらく誰でも一度はする妄想ではないでしょうか?
また指導者としては、子ども達にどんな指導をするべきか?を考えるきっかけにもなると思います。
Twitterの通り、今私が小学生に戻って自主練をするなら、少ない人数での対戦形式の練習(というより遊び)をしこたまやると思います。
理由は以下の通りです。
・リフティングやドリブル練習よりもリアリティがあるから
・自然に真剣度が増すから
・楽しいから
・少ない人数だからたくさんプレーに関われるから
というような感じです。
練習の効果 = リアリティ × インテンシティ(真剣度、強度) × 楽しさ × 反復回数
とするならば、リフティングやコーンドリブルなどの練習よりも圧倒的に効率が良いということが言えます。
(リフティングやコーンドリブルが無意味という意味ではありません)
問題はいっしょにやってくれる仲間がいるかどうか?です。
私が子どもの頃は約束などしなくても近所の公園に行けば誰かしらがいて、自然に集まった仲間と遊ぶことができました。
今ではそのような環境は少なくなっているように感じます。
同学年でフットサルやサッカーをやっていて、同じようなレベルの仲間を集めようと思うとそれはかなり大変です。
いっしょに遊ぶのは、学年やレベルは全く関係なしで良いと思います。
むしろ大きなお兄ちゃんと戦う経験や小さい子を相手にする経験もとても大切です。
さらにそんなバラバラの仲間をどう自分のやりたいことに付き合ってもらうか?という経験も積めて、社会性も身につきます(←これが実際には一番大切かもしれませんね)。
たまたま公園であった子に「いっしょにサッカーやろう!」というのは、気が引けるかもしれませんが、それも修行だと思って、当時の自分に頑張らせます 笑
さてここからは、なぜ私がこのような発信をするのか?について書いていきたいと思います。
理由は真面目な子に損をして欲しくないからです。
真面目な子と言うのは、課題を出されると頑張ります。
「リフティングを練習してね」
とサッカーチームのコーチに言われると、頑張ってリフティングの練習をすると思います。
YouTubeやSNSでコーンドリブルをしているとても上手な子の映像を見ると
「僕もコーンドリブルをやらなければ!」
という気持ちになると思います。
でもその練習って楽しいですか?自主的ですか?
楽しくないけど大切な練習に取り組むのは、チーム練習の時やもう少し年齢が上がってからで良いと思います。
真面目な子ほど、周りの意見に素直に従って、結果モチベーションを落としてしまうケースが良くあります。
そんな子には「とにかく楽しいと思えることを思いっきり楽しんで!」ということを伝えたいです。
楽しいことがフットサルやサッカーじゃないならそれをやれば良いです。
結果的にそれはフットサル・サッカーにも生きますし、違う才能に目覚めたのであればそっちの道に進むことも全然アリです。
お父さんお母さんにお願いしたいのは、リフティングしなさい!自主練しなさい!と言うのではなくて、公園にいっしょに行ってあげてください。
いっしょに遊んであげてください。
たくさん遊べる環境作りの手助けをしてあげてください。
その方が結果的に上達に繋がりますし、心の成長を促すこともできます。
もう一つツイートを紹介します。
女子日本代表の岩渕選手のツイートです。
みんなリフティング上手すぎない?
自分ひとつも技できないです。
(たまーに奇跡起きるけど🙄笑)リフティングの技ができなくて落ち込んでる方ー!?✋🏼
できなくても大丈夫です!サッカー選手みんなができるわけじゃないですよ🤫💕上手くなりたいけどできる気しない🤤⚽️笑
— Mana Iwabuchi 岩渕真奈 (@buchi_mana) April 30, 2020
もちろんリフティングやコーンドリブルも大切です。
ですが、YouTubeやSNSに動画を投稿する人(大人も子どもも)は、ほとんどの場合、それがめちゃくちゃ得意な人であることは忘れてはいません。
リフティングが下手でもプロになった選手はたくさんいるだろうし、ドリブルも同じです。
フットサルもサッカーもとても奥が深いスポーツなので、それだけ個性や才能の種類もたくさんあります。
リフティングやドリブルだけが評価基準になってしまうと、そうじゃないところに才能がある子どもの才能を潰してしまうことになりかねません。
とは言え小学生年代では、ボールを扱う技術や体を上手にコントロールすることを優先的に伸ばすべきでもあるので『もし小学生に戻れたら、1対1とかスモールゲームをやりまくる』という結論に達したのです。
何度も繰り返して恐縮ですが、リフティングやコーンドリブルの練習自体は否定していません。
そういうのが好きな子の場合は、どんどんやって極めれば良いと思うし、好きなことなので長続きするでしょう。
好きなことを思いっきり楽しむことが、上達の近道です。
それは心の強さを養うことにも繋がります。
自分の心に素直になって、思いっきり人生を楽しみましょう!
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<スクール生及び保護者の皆様へ>
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