こんにちは、NAS大高校、みなと校コーチの廣瀬です。
NAS大高校高学年クラスでは、今週は守備をテーマにレッスンをしています。
その際に、生徒たちに伝えたことをご紹介します。
「トレーニングは失敗しても良い場所。自分の殻を破ったり、新しい技術や感覚を得るためにはとにかくチャレンジしてみる必要がある。自分にとって新しいことなら最初はできなくて当たり前。この時間は失敗したからと言って怒ったりしないから、どんどんチャレンジしてみて。」
そもそも、プレー内容については、よほどのことがない限り怒るはずもないのですが、自分の中であえてこのように声をかけたくなったのは、もっともっと新たな技術獲得に貪欲になって欲しいと感じたことと、様々な背景がある生徒達の背中を強く押してあげたいと感じたからでした。
高学年になると、それぞれ所属チームがある生徒の割合が高くなるのですが、環境や事情は様々です。そして、フットサルやサッカーの答えは一つではないので、気づかない内に、怒られたり指摘されることを避けて無難にプレーする習慣が身についてしまうケースが良くあります。
<例えばこのようなシーン>
白(守備)の3番の選手の選択肢としては次のことが考えられます。
①自分のマークしている赤(攻撃)の1番へのパスカットを狙う
②赤(攻撃)の4番へのパスラインを遮り、相手チームに前進する機会を与えない
「白の1番が赤の3番にどれだけ寄せているか」が一つ大きなプレー判断材料になると思います。下図のように、赤の3番が縦パスを出せる余裕がなさそうであれば、白の3番はパスカットを狙うべきです。
逆に、下図のように、白の1番が赤の3番に寄せきれてない内から白の3番がパスカットを狙うために動きすぎてしまうと、赤の3番が赤の4番にパスをするのが簡単になってしまいます。
では、いざ白の3番の立場でパスカットを狙うとなった時に、
・自分のマーク(赤の1番)がそこに止まっているとは限らない
・白の1番がどのぐらい寄せれば赤の3番が縦パスを出す余裕がなくなるのか
(赤の3番の得意な足は?etc)
・パスカットが成功した時のメリットと、縦パスを出されてしまった時のデメリットを天秤にかけた時にどちらを選択するべきか?(現在の得点差や残り時間etc)
・白の2番は1vs1が強いため、赤の4番にボールが渡っても、リスクは少ないのか
以上のようなことを判断してプレーを選択する必要があります。
状況によって選択肢が複数あるプレーにも関わらず、リスクが少ないプレーのみを意識する環境によって「思考停止」になることは、選手が新たなスキルを獲得する上であまり良いとは言えないと思います。例えば、上記の②のみを自動的に選択することです。
NAS大高校、みなと校では、子どもが失敗することを先回りして防いだり、子どものプレー選択を制限しません。失敗を恐れずチャレンジできる場です。
NAS大高校では、この春、フットサルを始めたいお子様を応援するプランをご用意しております。
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