【大府校】【みなと校】プレースピードは遅い方が良い⁉︎

2021年4月29日

こんにちは。名古屋オーシャンズフットサルスクール大府校みなと校コーチの木村です。

いきなりですが質問です。

 

フットサル・サッカーにおいてプレーのスピードは速い方が良いでしょうか?遅い方が良いでしょうか?

 

ほとんどの方は速い方が良いとお答えになると思います。

今回のブログは遅い方が良いんじゃないか?ということを書きたいと思います。

理由をじっくり書いていきますので、最後までお付き合い頂けたら嬉しいです。

 

■フットサルは後出しジャンケンが許されるスポーツ

「後出しジャンケンってやって良い?」「フライングってして良い?」

よく生徒たちにこんな質問をします。

答えは「ダメ」です。当然ですね。

しかし、フットサルやサッカーにおいてはどちらもOKなんです。

例えばドリブルで相手を抜こうとしている時に『右に行くと見せかけてDFがついて来たから反対に行く』ということをしています。フェイントですね。

『縦パスをしようとしたが、DFが反応してパスの通り道を遮って来たので横パスに切り替える』

ということも試合中によくありますね。

味方がパスを蹴る前に、予測をして早めに走り出すこともあります。

つまりフットサルやサッカーでは、後出しジャンケンやフライングはやって良いプレーであり、むしろ推奨されるべきナイスプレーだということです。

 

■なぜ後出しジャンケンがナイスプレーなのか?

剣道には『後の先』という言葉があるそうです。

他にも『先の先』『対の先』という言葉もあり、どれも基本的にはカウンターのことです(詳細は割愛します)。

私はフットサルでも相手の動きを察知して瞬時に対処する能力は大切だと思っています。

なぜなら相手がいるスポーツだからです。

相手がいるからこそ駆け引きで相手を上回ることが必要になり、そういった能力が必要性が高まります。

駆け引きで相手を上回る能力を『戦術性』『戦術的能力』という風に私は表現しています。

駆け引きで相手を上回ろうと思った時に最強の戦い方は、後出しジャンケンとフライングなので、だからこそそういったプレーが出た時は私は「ナイスプレー‼︎」と褒めるのです。

そしてフットサルはこの戦術性が何よりも重要であり、戦術的能力を磨くための最高のスポーツだと思っています。

その理由を説明します。

 

■フットサルでなぜ戦術性が身につくのか?

まずフットサルにおいて駆け引きで相手を上回る戦術的能力が重要になる理由を書きます。

それは相手選手が直接プレーを邪魔できるスポーツだからです。

野球のピッチャーの投球動作を相手選手が邪魔をすることはできません。

テニスや卓球も同様です。

(これらのスポーツにはフットサルにない別の難しさや面白はありますね)

フットサルではシュートをしようとしたら、直接体を寄せてプレーを制限されることがルール上認められています。

常に相手との距離が近い状態でのプレーを強いられるからこそ、戦術的能力が大切になり磨かれていきます。

またプレーの再現性の高さも戦術的能力を高める大きな要因になっています。

人数がサッカーと比べて少なく、試合中に起こるプレーのパターンはフットサルの方が限られます。

そういった環境の中で小さなゴールにシュートを決めようと思うと、局面ごとの優先順位をチームで共有し、一瞬で相手を駆け引きで上回っていかないといけません。

世界トップレベルのフットサル選手の戦術的能力は観ていて訳が分からなくなるレベルです 笑

当然戦術的能力を高めるためのトレーニングをフットサルチームはたくさんやります(オーシャンズスクールも同様です)。

 

■プレースピードが速いと後出しジャンケンやフライングはできない

最初の質問に戻ります。

フットサル・サッカーにおいてプレーのスピードは速い方が良いでしょうか?遅い方が良いでしょうか?

という問いに対して私は遅い方が良いんじゃないか?と書きました。

その理由を説明します。

簡単に言うとプレースピードを速くしてしまうと後出しジャンケンができないからです。

『後の先』『先の先』『対の先』のようにカウンター的に、プレーを選択・決断することが駆け引きで勝つ秘訣です。

まさに後出しジャンケンでありフライングですね。

プレースピードが速いと

①相手を観て → ②次のプレーを考えて → ③実行する

というプロセスがとても間にありません。

相手のプレーに反応している間に距離を詰められてガチャガチャっとなってしまいます。

そうなると勝つのはデカくて強い選手です。それはオーシャンズスクールが目指すところではありません。

そして当然ですが試合中に相手は止まっていてくれません。

こちらが速いスピードでドリブルしているところに、相手もスピードを持って突っ込んできたら、体感スピードは何倍にもなります。

反対にこちらがゆっくりドリブルしているところに、思いっきり突っ込んでくるDFもあまりいません。

そんなことをしたらスルッとかわされてしまうからです。

こちらがプレースピードを緩めたら、相手もゆっくりプレーせざる得ないのがフットサルというスポーツです。(例外もありますが)

相手が直接プレーを邪魔してくるフットサルというスポーツでは、いつでも後出しジャンケンやフライングが出来るようにゆっくりプレーすることが大切なのです。

 

■トップカテゴリーの選手のプレースピードは速く見えるけど…

ここまで読んで頂けた方の中に「でもオーシャンズのトップチームの選手のプレーは速く感じるけど…」という方も多いのではないでしょうか?

それではこの動画をみてください。

たしかにハイテンポですし、1つ1つのプレー強度は高いのですが、特にボールを持っている選手のプレースピードはそこまで速くないことがわかります。

ボールの置き所や目線、体の向きを見れば、複数の選択肢を持ちながら、相手の反応を観てギリギリで判断を下していることがわかると思います。

このようなプレーが高いプレッシャーの中で出来るのは驚く他ありません。

本当にすごいです。

スクール生のみんなには将来このような高いレベルの選手に育って欲しいと思っています。

だからこそプレースピードは遅く‼︎なんです。

 

■駆け引きのある戦いは楽しい

ここまで持論を書かせて頂きましたが、最後に一番伝えたいことを書きます。

私が思うスポーツの楽しさの1つに『駆け引きの楽しさ』があります。

運頼みでもなく、フィジカル勝負でもなく、技術と賢さを使って相手を上回っていく楽しさはスポーツのそしてフットサルの大きな魅力の1つだと思います。

まずは1対1などの個人の駆け引きを学び、それを2人→3人と増やしていく。

大人になるまでにチーム単位での駆け引きが楽しめるように育てることが、私ども指導者の使命だと思っています。

そのためにはフィジカル勝負で勝ててやったー‼︎ではなく、しっかりと相手を観てプレーする習慣を身につけなければいけません。

 

スピードを上げてたまたま勝つよりも、ゆっくりプレーして狙いを持った上で失敗する方が、将来的には成功に繋がると思っています。

 

長くなってしまいましたが、最後まで読んで頂いてありがとうございました。

これからも子供達に駆け引きの楽しさを伝えられるように指導していきたいと思います。

今後ともよろしくお願いいたします。

スクール運営会社:株式会社UNICO MANAGEMENT

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