こんにちは。名古屋オーシャンズフットサルスクール大府校みなと校コーチの木村です。
今回は大府校やみなと校で『点を取る』ということに対してどのように指導しているか?考えているか?を書きたいと思います。
長くなりますが、最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
得点の重要性
当然ですがフットサル・サッカーは得点を競い合うスポーツです。
例えばボクシングであれば12ラウンド戦った後 KO で決着がつかなければ判定があります。
アイススケートであれば芸術点というものがあります。
フットサルやサッカーの場合はどれだけ華麗に相手をかわしても何本パスを繋いでも得点を決めなければ勝つことはできません。
だからこそ得点がとれる選手というのはめちゃくちゃ貴重なんです(守れる選手も)。
点が取れる選手の特徴
点が取れる選手には共通した特徴があります
①得意な位置にボールをコントロールする能力が高い
②ボールがズレても修正する能力が高い
③得意な形を持っている
④自己効力感が高く決断力に優れている
どの項目も重要ですが、技術的には①と②か大切です。
得意な位置というのは人それぞれありますが全員にとって言えるのは利き足の斜め前にボールをコントロールできた時はかなり有利になります。
利き足の斜め前にボールがあれば右サイドにも左サイドにも低いシュートも高いシュートも瞬時に切り分けることができるからです。
よく体の真ん中にボールをコントロールしてしまう選手はいますが、ボールを置く位置を変えるだけでかなり決定力は変わってきます。
とはいえディフェンスが得意な位置にボールを置かせてくれないこともありますしコントロールがずれることも試合中はたくさんあります。
そんな時に得意な位置にボールを置きなおしたりする時間はありません。
ゴール前というのは一番相手も必死に守ってくる時であり時間的な余裕スペース的な余裕は一番少ない局面ということがいえます。
だからこそボールがずれた時に瞬時に他のキックの種類を選択できることは大切です。
例えばトゥーキックや利き足と反対のキック、アウトサイドやループなど。
色々なキックの種類がければそれだけ得点の可能性は広がります。
決定力はトレーニングで向上できるか?
間違いなく向上できます。
技術面、戦術面、メンタル面、フィジカル面それぞれをしっかりトレーニングしていけば全員が得点力のある選手になることができます。
なぜそう言い切れるかと言うと、低学年の頃に得点が全然奪えなかった選手が、トレーニングを積んでいくことで、得点力のある選手になるというケースを何度も体験してるからです。
点を取るために何が大切かどうすれば点が取れるかということをしっかり理解した上でトレーニングを積んでいけば誰でも得点力がある選手になることができます。
点を取るための戦術的トレーニング
点を取るために大切な技術については上記の通りです(他にもたくさんポイントはありますが)。
戦術的な観点で言うと得点のほとんどがカウンター(トランジション攻撃)から生まれているということを知ることが大切です。
カウンターの時にいつどこにどんな狙いをもって走るか動くかということを知っておくことが得点を取るためにはとても大切になってきます。
またほとんどの得点の場合が2タッチ以下でのゴールという統計もあります。
ドリブルシュートの練習ももちろん大切ですがこういった統計から逆算して考えると2タッチ以下でのシュートが得意な選手は、試合でもたくさん点が取れるということが言えると思います。
フットサルは得点力を磨くのに最適
先日体験して頂いたお子様のお母様から「普段はサッカーチームでセンターバックばっかりをやっているので息子がシュートするところを久しぶりに見た」というメールを頂きました。
フットサルにはフットサルは全部のポジションに得点のチャンスがあります名古屋オーシャンズトップチームのアルトゥール選手はフィクソという最後尾のポジションですが得点ランキング上位に入るほど毎年得点を取ります。
キーパーさえも得点チャンスはあります。
ゴールからゴールへの距離が小さく、また選手の人数もサッカーと比べて少ないので全員得点のチャンスがあるのです。
得点には子供を成長させる魔力がある
先日のU-9ベーシッククラスで2人の生徒が得点しました。
共に2年生で昨年の半ばからスクールに通ってくれている生徒です。
体格が小さかったり運動が得意ではなかったりする彼らが試合で得点を取った後、シュート以外のプレーも見違えるように良くなりました。
メンタルトレーニングでいう生理的情緒的高揚というやつです。
壁を乗り越えたり「やったー!」と思わず声が出るような体験をすることで、自信が生まれプレーにポジティブな変化を起こす。
その1番わかりやすいケースが『得点』です。
そういった意味でもシュートのトレーニングは、私はとても大切にしています。
最後まで読んで頂きまして誠にありがとうございます。
これからも生徒たちの成長スピードを加速させられるように、毎回全力で指導いたします。
今後ともよろしくお願いいたします。