こんにちは。名古屋オーシャンズフットサルスクール大府校みなと校コーチの木村です。
↓↓↓先日大府校のInstagramに投稿した動画です。
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1つ目のトレーニングは『2対1』、2つ目のトレーニングは『2対2』です。
どちらもDF側に制限があって、縦からか中からどちらかからプレスを掛けることになり、後ろのDFは前のDFを見てどちらのスペースをケアするか?(どっちのコーンをたっちするか?)を考えます。
攻撃側はそれを観て瞬時に攻める方法を選択するというのがこの練習のポイントです。
試合のどの状況を想定したトレーニングか?
試合でいうと
このような状況です。
局面としては前進局面で、シュートができるエリアに入っていくためにDFラインを突破していく局面です。
その中でフィクソ(2番)とアラの2人組(3番or4番)の2人組のコンビネーションで突破していくのがこの日のテーマです。
どんな戦術を使って突破する?
ワンツーやパラレラ、ドリブルを使って突破するようにこの日は求めました。
(他にもフットサルにはたくさんの戦術があります)
ワンツーやパラレラ、ドリブルが実現できる技術があるだけでは足りません。
DFの動きのよって生まれるスペースを瞬間的に認知して、一瞬で攻め方を選択しないといけません。
『2対1』ならDFは1人だし『2対2』になると見るべきDFは2人に増えます。
DFを観て生まれるスペースを察知して、2人が共通のイメージで攻めることが2人組の戦術の肝になる部分です。
ベースとなる能力
<ボールを持っている選手>
・パス&コントロールの技術
・運ぶドリブルの技術
・ドリブル戦術(矢印を出させる、逆を取る、テンポライズ)
・ルックアップ(周りを観る)
<ボールを持っていない選手>
・パスラインの創出
・オフ・ザ・ボールの駆け引き(『近いなら裏』『ついて来たら折れる』)
・スペース、プレス方向の認知
・声と手を使ったコミュニケーション
これらの能力がベースになっています。
このクラスの生徒たちも1つ1つ上記の個人戦術や技術を積み上げて来ています。
逆に言うとこういった個人戦術が備わっていないのに、2人組の戦術を身につけようとすると色々と不具合が生まれます。
(足し算を知らずに掛け算を覚えようとするようなもの)
この練習で獲得できる能力
この練習で身につけられる能力で、私が最も大切だと考えているのは『後ろのDFのポジションを観る習慣がつくこと』です。
ボールに寄せてくるDFを1番のDF、次にパスが出そうな選手を守っているDFを2番のDFと私は表現していますが、この2番のDFを観ることがとても大切です。
もちろん1番のDFのプレスの方向や強さを観ることも大切なのですが、どちらかと言うとそれはもう1段階前の課題です。
また2番のDFは1番のDFよりも遠くにいるはずなので、2番のDFを観ようとすれば自然と1番のDFも視野に入ります。
2番のDFがカバーリングのポジションを取っている時といない時では、攻撃の仕方がまったく変わってきます。
よく「1番のDFが中から寄せてきているから」と縦にドリブルでスピードアップして2番のDFに奪われるシーンを目にします。
3,4年生ならそれでも良いと思いますが、5,6年生になったらしっかり2番のDFまで観て攻め方を工夫できるようになって欲しいと思っています。
瞬時に判断を変える
上手い選手とそうじゃない選手の決定的な差はなんでしょうか?
私は『瞬時に判断を変えれるかどうか』だと思っています。
この練習で言えばアラの前方にスペースがあるから、パラレラ(縦へのパス)を狙ったとしても1番のDFが縦方向からプレスを掛けてきたのであれば、ワンツーに瞬時に判断を変えて欲しいです。
そのためにはしっかりとした判断基準を持った上で、繰り返し練習することが大切です。
大府校やみなと校のU-12クラスでは、技術は当然磨きつつこのような戦術的な能力を高めていけるように日々トレーニングしています。
技術やフィジカルどうように戦術的な能力も小学生年代から順を追って身につけていき、磨いていかないといけません。
技術練習ばかりでは小学生年代は勝ててもカテゴリーが上がるにつれて難しくなっていきます。
生徒たちの成長
この動画は水曜日のU-12クラスを撮りましたが、他の曜日の生徒たちもめちゃくちゃ伸びています。
技術面も戦術面も数ヶ月前とは比べ物にならないくらい成長しています。
毎回の練習を頑張ってくれているからこそだと思っています。
これからも高い意識で練習頑張りましょう‼︎
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