こんにちは。名古屋オーシャンズフットサルスクール大府校コーチの木村です。
緊急事態宣言からまん延防止等重点措置に変わり、またワクチンも普及してきたことにより、体験に来てくれる方もまた増えてきました。
大府校のU-6(幼児)クラスも人数が増えてきて火曜日は2人、水曜日は6人の生徒が通ってくれています。
年中さん年長さんのお子様に私がいつも最初に教えるのは『切り返し』です。
その理由を今回は書きたいと思います。
もしよかったら最後まで読んで頂けると嬉しいです。
(動画も載せておきます)
▽行きたいところに行けるって楽しい
皆さん自転車に乗れるようになった時のこと覚えていますか?
「自転車があればどこでも行ける!」
小学生の木村少年は本気でそう信じていました 笑
原付や中型バイクの免許を取った時も同じでした。
中型バイクは車の後に取ったので、車とは違う小回り良さ、自分で操作している感覚がとても気持ちよかった覚えがあります。
何が言いたいかというとフットサルでもサッカーでも行きたいところにドリブル出来るようになると楽しいということです。
▽ブレーキのない車
フットサルやサッカーを初めてやると、だいたいボールをポーンと蹴って走って追いかけ、またポーンと蹴って走ってコートの外に消えていきます 笑
最初はそれで全然OKですし、それだけでも子供は十分楽しんでいます。
次の段階としては『止まれるようになること』が大切になってきます。
ブレーキのない車にブレーキをつける感じです。
止まることが出来れば『切り返し』は容易になります。
自由に止まれて、行きたい方向に行けるようになるとフットサルはどんどん楽しくなっていきます。
さらに切り返しがある程度出来るようになれば、相手と駆け引きが出来るようになります。
▽駆け引きは”遊び”の本質
例えば『あっち向いてホイ』『鬼ごっこ』『かくれんぼ』など。
昔から子供が親しんでいる遊びには駆け引きの要素があります。
例えば右に行くフリをして左に行くというようなシンプルな駆け引きは、フットサルにおいてとても大切ですし、何より楽しいですよね。
私は鬼ごっこや1対1の時に「だまして勝とう」「フェイントにチャレンジしよう」という声をよく掛けます。
日常生活において人をだますことはいけないことですし、嘘をつくのもよくありません。
特に日本においては『正直でいること』の価値は大きいと思います。
例えばブラジルでは『ずる賢さ』は日本とは違う評価を受けます。
だからこそだまして勝つことをあえて奨励しています。
そして人間の(動物の?)本能の中に、駆け引きを楽しむ遺伝子は確実に存在していると思います。
上記のような遊びがずっと残っているのが何よりの証拠ではないでしょうか。
▽フットサルの楽しさを伝えれる指導者でありたい
フットサルを教える指導者として技術や戦術はもちろんですが、フットサルというスポーツが持っている楽しさをしっかりと伝えられる指導者でありたいと思っています。
仲間と協力する楽しさ、点を取る楽しさ、点を守る楽しさ、1対1で勝つ楽しさ、ボールを遠くに飛ばす楽しさ、ワンツーで突破する楽しさ、インターセプトする楽しさ、成長する楽しさなど…
フットサルの楽しさは色々ありますが、子供達にフットサルの楽しさをもっともっと伝えられるように勉強していきたいと思います。
▽切り返しのポイント(復習用)
復習できるように動画を作りました。
お時間がある時にでも観ておいてください。