こんにちは。名古屋オーシャンズフットサルスクール大府校みなと校コーチ(金曜日)の木村です。
過去にご好評をいただいた記事をリライトいたします。
よかったら最後まで読んでください。
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さてタイトルにも書きましたが、私は常々オーシャンズスクールは2段階レベルアップできるスクールでありたいなと考えています。
逆に言うとそのくらい生徒たちをレベルアップさせてあげられないのであればスクールの存在意義はないと思っています。
◉スクールの意義
よくスクールは塾に例えられます。
例えば学力向上や受験合格という目標に向けてプラスαで通うというイメージでしょうか。
学校=サッカーチーム、塾=スクール
という図式が以前はありました。
しかし現状はオーシャンズスクールの生徒の中で特に低学年は、サッカーチームの所属せずオーシャンズスクールのみでフットボールを学んでいる生徒が多いです(約6割)。
オーシャンズスクールでフットボールを始めて、後にサッカーチームに入るというパターンもたくさんあります。
しかしいつの時代もスクールに求められるものは普遍だと思っています。
◉成長させなきゃスクールの存在価値はない
スクールに求められるもの。それは『成長』でしょう。
それもフットサルをただ楽しんでいれば自然に成長する成長曲線を大幅に上回る成長が求められていると思っています。
それが今回のブログのタイトルの『2段階レベルアップできるスクール』という表現に含まれています。
仲間とボールとゴールがあって、普通に楽しんでいればフットボールは上達していきます(ストリートサッカー)。
これは大人が思っている以上で、本当にのびのびボールを蹴ってきた子は5,6年生になる頃にはかなり上手くなります。
しかしオーシャンズスクールに通っていただくからには、その成長スピードを倍加させないといけません。
そのくらいの覚悟を持っているつもりです。
◉2段階レベルアップできる仕組み
どうやって2段階レベルアップさせるのか?
ストリートサッカーではたどり着けない境地に子供たちを導く要因はなにか?
それは指導者の存在です。
指導者とはただ偉そうに指示を出す人のことではなく、フットボールや人間の心や体のことを専門的に学び、考えを論理化し言語化してわかりやすく伝えることができる人のことを指します。
つまりはフットボール指導の専門家です。
フットボールは奥が深いスポーツなので、学び切ることは不可能ではありますが、常に完璧を求めて勉強していかないといけません。
私もまだまだ未熟者ではありますが、日々子供達から学んでおり、子供達にとって最良の指導者でありたいと考えています。
話がズレてしまいました。
ストリートサッカーではたどり着けない境地に子供達を導くために、指導者は論理的であるべきだと思っています。
つまりは個人の経験や感覚だけに頼らず、きちんと理由を持って指導し、子供達に納得感をもってもらうことが大切です。
『どうやったら勝つ可能性が高くなるのか?』
をわかりやすく伝えることで、子供達の戦術的能力は高まっていきます。
相手がいて味方がいるスポーツにおいて、戦術的能力は言うまでもなく重要です。
個人単位で
2人組で
グループ単位で
チーム単位で
相手とどう戦い、どうやって上回るか?
その設計図や道案内をしてくれるのが戦術で戦術を遂行する能力が戦術的能力です。
※理論の一部です
◉自信 × 戦術能力 =爆発的な成長
2段階レベルアップするために論理的な指導で戦術的能力を磨くことが大切だと述べました。
なぜ技術ではなく戦術的能力なのか?という疑問には後ほど、お答えいたします。
どれだけ戦術的能力を磨いても2段階でレベルアップすることはできません。
経験上そのように感じています。
日々のトレーニングで戦術的能力を磨きながら、そこに『自信』という要素が加わった時に爆発的な成長を子供達はすると感じています。
私はスポーツメンタリスタというメンタルトレーニングの資格を所有しております。
資格所得の過程で『人はどういう過程で自信を育んでいくか?』ということを学びました。
詳しい内容はここでは省きますが、自信という要素が子供を爆発的に成長させてくれるきっかけになることは、間違いありません。
◉なぜ技術<<<戦術なのか??
私がなぜ技術よりも戦術のことを押し出して書くのか?その理由は2つあります。
1つは一般的に技術こそが重要で、戦術的な駆け引きについてついて無頓着な方が多いからです。
(特に日本はどのスポーツでもその傾向が強い気がします)
もちろんだからこそ技術的に優れた選手が育ちやすい土壌があると思います。
全てを否定するつもりもありませんし、私自信技術はめちゃくちゃ重要だと思っています。
ただし技術というのは戦術の枠の中で発揮されるものだと思っています。
つまり『相手が中を切って守ってくる傾向が強いから、パラレラを狙っていこう!』という戦術的な駆け引きの中で、パラレラという技術を発揮します。
戦術ありきの技術であり『縦パスをしたいから前に蹴る』『ドリブルが得意だから突破を仕掛ける』という技術発の発想では、上手くいかないと思っています。
最近のサッカー日本代表の不調はこういったところに原因があるように感じています。
繰り返し書きますが、技術は重要です。
技術がなければせっかく良いアイディアがあっても実行できません。
しかし技術はあくまで戦術を実行するために使われるべきです。
技術が職人で戦術が設計図だとすれば、設計図なしに家を建てろと言われてもどんなに優れた職人さんでも難しいのではないでしょうか。
どっちが偉いというはなしではなく、どっちがリーダーシップを発揮するか?という話です。
戦術が設計図でリーダーであり、技術は職人でありフォロワーだと私は考えています。
◉3段階、4段階レベルアップしていった先輩たち
私はオーシャンズスクールで指導させていただき8年目です。
最初に豊田校を立ち上げた時に5年生で入ってくれた子が、大学1年生の年となりオーシャンズのサテライトで頑張っています。
彼はもちろん他にもフットサル、サッカー問わず色々と活躍の声が耳に入ってきます。
とても嬉しいです。
彼らの頑張りを心からリスペクトします。
2段階レベルアップするように導くのはある意味私の使命であり最低限の仕事です。
上記の生徒は最初から上手かったわけではありません。
彼らは戦術的能力を磨くことと自信の獲得にプラスして、前向きで内発的な質の高いモチベーションを持っていました。
今のスクール生の中にもそのような生徒がたくさんいます。
彼らは私の予想や親御さんの期待を上回る速度で成長しています。
本当に素晴らしいです。
今は2段階レベルアップが最低限の仕事ですが、私が指導者としてレベルアップしていけば、よりたくさんの子供達を3段階も4段階もレベルアップさせることが可能です。
そういった意味で指導者の責任はとても大きいですね。
最後まで読んでいただきまして誠にありがとうございます。
また日頃より大切なお子様を預けていただき、心から感謝いたしております。
これからも私にできることを最大限使って、お子様の成長をサポートしていきます。
今後ともよろしくお願いいたします。