こんにちは。名古屋オーシャンズフットサルスクール大府校みなと校コーチの木村です。
今回のブログが『見えないものを見る力』について書きたいと思います。
※シックスセンス的な話ではないのでご安心ください 笑
この動画を観てください。
私が憧れたファンタジスタ?達の神パス集です。
同世代のお父様方は共感してくれるのではないでしょうか?
彼らのプレーから
なぜ見えていないはずの味方にパスができるのか??
そういった能力は後天的に身につけることはできるのか??
について私なりに分析したいと思います。
◉なぜ見えていないはずの味方にパスができるのか?
フットサル、サッカーでは『認知』が大切とよく言われます。
認知とは五感を使って外部からの情報を得ることで、プレー中の認知の手段は主に「目で見る」「耳で聞く」「手や身体などで触る」のだいたい3種類だと思います。
よくフットサル・サッカー選手は「あの選手は周りが見えているね」などと評されることがありますが、認知の手段は「見える(目)」だけではありません(人間は目からの情報取得が多い動物ではありますが)。
しかし動画に出てきたような選手たちは、目では見えないような背面に、声が聞こえないような大観衆の中で、触れることも出来ない遠くの味方にパスが出来ています。
いったい彼らはどのような方法で味方の動きを認知することができたのでしょうか?
◉良い選手は俯瞰でコートを見ている
「良い選手は鳥のように俯瞰でコートを見ている」
そんな表現を昔からされます。
実際には俯瞰で見ることはできませんが、そう思うようなプレーをする選手が実際にいます。
日本人だと遠藤保仁選手がその筆頭でしょうか?
テレビで見ている時の視点とプレー中の視点は全く違います。
テレビで見ている時はそれこそ俯瞰で見れますし、落ち着いていられます。
実際のプレー中はプレッシャーも感じるでしょうし、遠くの味方は重なって見えにくくなります。
つまりそれでけプレー中に周囲の状況を認知することは難しく、それが出来る選手は貴重だということです。
◉鍵は『予測力』
『見えないものを見る力』を持つ選手とそうじゃない選手
認知力が高い選手とそうじゃない選手
違いは『予測力』だと言うのが私の見解です。
見えないものを見る力がある選手は、実際にパスを出す数秒前に味方の動き出しやDFのポジショニングを認知していて、そこから数秒後の世界を予測してパスをしているのではないでしょうか?
下記の動画の2つのパスを観てください。
3分35秒くらいからのパス
4分46秒くらいからのパス
どちらも遠藤保仁選手らしい最高のパスですね。
どちらもボールを受ける前に状況をある程度認知していて、予測を元に最終確認をしてパスをしたり、一瞬の閃きでパスする場所を変えているように感じます。
蹴る瞬間もボールをほとんど見ずに正確なキックが蹴れるのも遠藤保仁選手のスペシャルなところですね。
◉『予測』を支えるもの
正確な予測をするために必要なものは情報です。
つまり認知の能力が高くないと正確な予測はできません。
優れた認知能力を持っている選手は予測力が高い選手になりやすい
ということが言えると思います。
しかしまだ “やすい” だけです。
認知力が高いだけでは『見えないものを見る力』を身につけるには至らないと思っています。
ここまで読んでいただきましてありがとうございます。
続きは近日中にまとめて公開する予定です。
・『見えないものを見る力』を得るためのもう1つの鍵
・『予測力』はトレーニングで高めることはできるのか?
というような内容を書く予定です。
楽しみにしていていただけたら嬉しいです。
今後ともよろしくお願いいたします。
U-8施設連盟選手権の募集におかげさまで、多数の方が申し込んでいただいています。
もう少し増えたら2チームでの参加も検討いたします。
2年生のみんなの参加お待ちしています!