こんにちは。名古屋オーシャンズフットサルスクール大府校みなと校(金曜日)コーチの木村です。
「基礎が大事」
これはフットサルやサッカーに限らずあらゆるところで言われることですね。
私もそう思います。
特にフットボールに初めて出会う時期である幼児や小学生年代を指導している立場からすると最重要項目であることは間違いありません。
しかし同時に思います。
「基礎練って30年前から変わっていないけどそれで良いのか?」
今回は私が考えている基礎について書きたいと思います。
◎ 頻度と難易度のマトリクス
この図を見てください。
上下が試合中に起こる頻度、左右がそのプレーの難易度です。
私は試合中によく起こって、尚且つ難易度が比較的低いものを基礎と定義しています。
例え難易度が低くても試合中にあまり使わないスキルは基礎とは考えていません。
そういったスキルを無意味とか練習しないとは思っていませんが、練習で取り扱う優先順位は下がります。
◎ 試合中によく使うインサイドキックってどっち?
① 味方の方におへそを向けて(正対して)蹴るインサイドキック
② あえて味方の方におへそを向けずに蹴るインサイドキック
どちらの方が試合中によく使うと思いますか?
答えは②です。
フットサルでもサッカーでもそういった視点で試合を見れば一目瞭然のレベルで①と②の頻度に違いがあります。
もちろんおへそをしっかり味方の方に向けて蹴るインサイドキックも重要です。
10m以上の長めのインサイドパスをする時などはそのような蹴り方が合っていると思います。
上記のマトリクスに当てはめると下記のようになります。
①も②もどちらも基礎だと私は考えています。
◎ 対面パスだけが基礎練なのか?
一般的なパスとトラップの基礎練というと向かい合っての対面パスが多いように感じます。
私もよくやります。
しかしそれだけでは②のあえて味方の方におへそをむけずに蹴るインサイドキックの練習にはなりません。
大府校やみなと校では四角形た三角形になって行うパス&コントロールの練習をよく行います。
その際に「おへそを味方に向けないで蹴ろう」というコーチングをよくします。
(その前におへそを味方に向けるパターンも練習しますが)
そうすると味方から遠い足を使ったインサイドキックやアウトサイドキックに生徒たちは取り組んでくれます。
そういった練習の後の試合は自然にパスがたくさんつながります。
◎ 基礎もアップデートするべき
私が今回のブログで書きたいのは「基礎もアップデートするべき」ということです。
何十年も前から変わらない練習メニューをするそのこと自体は悪いことではありません。
しかし今現在行われているトップカテゴリーのサッカーやフットサルは30年前とは全然違うものです。
トレンドや流行ということではなく、サッカーやフットサル自体がすごいスピードで進化しています。
そういった中で基礎もアップデートしていかないといけないと私は考えています。
難易度はいつの時代も変化はないでしょう。しかし頻度はサッカーやフットサルが進化すれば変わってくるはずです。
かつてのCBにパスの能力は求められませんでした。試合中にディフェンスラインからパスを繋いでいく頻度が少なかったからです。
今ではGKも含めたビルドアップが当たり前になっています。
我々指導者が基礎をアップデートしていないと選手たちが将来困ることになってしまいます。
そうならないように常に情報を入れて固定観念に縛られずに頭をアップデートしていかないといけません。
◎ 成功体験が子供を逞しくする
先日下記のようなメールをいただきました。
セレクションに不合格となった生徒のお母様からいただいたメールの一部です。
ただ、
ちょうど1年前になりますがU10カテゴリーに入った際に試合で 使って貰えない時期があり、木村コーチにアドバイスを 頂きながら逆境を跳ね返した経験が彼の中に成功体験としてあるよ
うで、今回もやればできるはず、1年かけて絶対に誰でも選ぶ ような選手になってやると前を向いて進み始めています。
今、彼自身で自分に足りなかったのは何か、
この1年で何をのばしていくべきかを考えていますが 彼自身が考えることと、コーチの視点から見る今やるべきこと、
変えるべき意識などをあわせていくことで、より成長に繋がる のではないかと考えますので、
プレー分析パックを申し込みさせて頂きたいと思います。
プレー分析パックとはオンラインでのカウンセリングや動画でのフィードバックを通じてお子様の成長をサポートするサービスです。
このお子様は合計4度プレー分析パックをご利用いただいており、今回も3回のスペシャルコースにお申し込みいただきました。
普段の練習や指導(私のスクール校の生徒ではございません)の賜物ではありますが、成長のきっかけに少しでもなれたのであれば、指導者としてこれほど嬉しいことはありません。
失敗は誰にでもあります。
失敗した後でも逞しく自分を奮い立たせて、壁に立ち向かうこのお子様は本当に逞しくてかっこいいと私は思います。
成功体験が子供たちを育ててくれますね。
これからもオーシャンズスクールが子供たちが成功体験を積める場になれるように努力していきます。
今後ともよろしくお願いいたします。
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<スクール生及び保護者の皆様へ>
いつも私のスクール校に通って頂いてありがとうございます。
私といたしましては「生徒たちが今何を考えていて、どんなことに悩んでいるのか」もっと知りたいと考えております。
困ったこと・気になること・悩み相談・何かの報告などありましたら、いつでもお気軽にご連絡ください。
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