こんにちは。桑名校コーチの下畝地です。
他の子と比べて、なんでうちの子は上達しないの…その本質に迫りたいと思います。
フットボールを楽しめなくなる理由は大抵「大人」
親からもっと練習しろと言われたら子供はしたくなくなるものです。強制を促された瞬間に楽しみではなく、義務になります。みんな大好きなゲームも “1日に2時間絶対やりなさい” と言われたら飽きることでしょう。フットボールを楽しめなくなる理由は大抵大人です。
何に興味を持って、どう感じるのか。一人一人違うから素晴らしい世界が広がっているんだと思います。もちろん、子供を刺激するために様々なことを体験させることは重要と思いますが、無理矢理始めさせるは違うのではないでしょうか？
あと、よくあるのが「子供がやると言ったので全力でサポートします」という、一見子供をサポートしているように見せかけて実は親の自己満パターンの例。親にやるかやらないか何回も聞かれたら一回ぐらいやるって言いますよ。子供の決心を親が上回っていいことなんてひとつもないですね。
お子さんに上手くなってほしいと願っている皆さんへ。あなたのお子さんは自ら外に出てサッカーしますか？もしかしてサッカーするのはスクールやチームの練習の時だけってことになっていないですか？だとしたら急激に上手くなるなんてこと絶対に起きないと思います。
どこ行くかも分からない週末。そんな気持ちで大丈夫？
上手くさせたいから時間の隙間を縫って色々なスクールに連れて行く、これはもう終わりの始まりです。なんでサッカーしているのか子供は分かっていないはず。
「このサッカー上手くなるらしいから行ってみない？」そうやって子供に聞いたら「行く。」って言うと思います。だって子供は親にガッカリしてほしくないから。
「今度の日曜、サッカーかゲームどっちしたい？」って聞いてみてください。即答でどちらか答えられれば大丈夫。一番気がかりなのは表情が揺らぐ子です。そういう子はどこかで我慢をして無理しています。
プロになる子ってどういう子か分かりますか？自ら目標を立てて実行できる子ですよ。親の皆さんが子供の主体性を認めないでは、子供が自立することははるか先のことでしょう。
大切なのは取り組む時間ではない。心がどれだけ揺らいだか。
年少、年中から始めている子はもちろん上手ですよ。小学1年生になる頃にはドリブルもできればシュートも打てることでしょう。
けど、大切なことはそんな小さい時に何点決めたとかではなくて、この先ずっと上手くなるために行動できるマインドを獲得することや頭で考えるスキルを身につけることではないでしょうか。主体的に取り組んでいる子は自然とそうしたことができるようになっていきます。
親にやらされている子から凄みのある選手は生まれません。いつか破綻します。”本気で” 取り組める子だけがステージを駆け上がるんです。子供の心の底から湧き上がるエネルギーのみが現状を突破するためのキーポイントです。
心の底からサッカー楽しめていますか？それが達成できそうな環境でプレーしていますか？本当にお子さんに上手くなってほしいと願っているなら振り返ってみてください。活き活きしながらプレーしている子がオーシャンズスクールにはたくさんいますよ。
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