こんにちは!愛知県、三重県でフットサルを教えている名古屋オーシャンズフットサルスクールの豊田校です。
子どもの運動能力や運動神経は、「生まれ持った資質で決まっているのでは?」「親からの遺伝だから仕方ない」と諦めていませんか?
実は、子どもの運動能力や運動神経は伸ばすことができるのです。
その方法が『運動遊び』。
この記事では、運動遊びの効果やオススメの運動遊びなどをお伝えします。
子どもの運動能力を上げる運動遊びとは
子どもの運動能力・運動神経を伸ばし、運動が得意な子どもにする方法は、「楽しみながら思いっきり体を動かして遊ぶこと」=「運動遊び」です。
遊びで運動能力や運動神経を向上させられるの?と思うかもしれません。
体を動かすとき、脳からどのように体を動かすのか命令が出ます。
例えば、「地面に置いてあるボールを蹴る」という動作で考えてみましょう。
まず、ボールを見ることで目から入った位置情報などを脳が処理します。
そのボールを前に蹴り出すために脳は体の様々な場所に動きの命令を出します。
蹴るために右足を動かす、左足は体を支える、片足立ちになって足を振ってもころばないようにバランスを取る……などです。
そして、脳からの命令を受けて、体の様々な箇所が命令通りに動くのです。
このようにひとつの動作でも、脳や体は瞬時に多くの処理をしています。
運動遊びには、体を動かしたりコントロールしたりする動きがたくさんあります。
そのため「脳の命令」「命令を実行する」を繰り返して、脳の伝達がスムーズになっていくのです。
子どもの神経回路は3~12歳で発達し、完成形に近付くと言われています。
この期間(ゴールデンエイジ)に運動遊びをすることで、体を動かすための情報伝達能力が発達して運動能力が向上するのです。
子どもの運動能力が低下している?
数十年前と比較すると、子どもの運動能力が大きく低下しているといわれています。
シチズンによる時間の調査によると、子どもが「外で遊んでいる時間」は1981年には2時間11分、2016年には1時間12分でした。
35年の間に外で遊ぶ時間が半分ほどになっているのです。
(出典:http://www.citizen.co.jp/research/time/20160610/01.html)
子どもが外遊びをする時間の減少が運動能力の低下につながっていると考えられます。
そして、外遊びの時間は様々な環境の変化に原因があるようです。
【変化1】遊ぶ空間の減少
子どもが自由に、かつ安全に遊ぶことができる空き地や公園が減少しています。この傾向は特に都市部で顕著です。
また、公園があっても遊具が撤去されていたり、様々な禁止事項が設けられていたりで自由に遊ぶことができないケースもあります。
【変化2】遊ぶ時間の減少
習い事などにより、子どもが自由に遊べる時間が減少しています。
一週間で使っている時間の調査では、
学習塾で勉強する時間……1981年 2時間53分、2001年 4時間44分
習い事・お稽古の時間……1981年 1時間18分、2001年 2時間35分
(出典:http://www.citizen.co.jp/research/time/20160610/01.html)
というように、学習塾や習い事の時間が大幅に増えています。
【変化3】一緒に遊ぶ仲間の減少
学習塾や習い事をしている子どもが増えたため、友だちと一緒に遊ぶことが難しくなりました。
郊外においては、子どもの数自体が減少しているため、近所に一緒に遊ぶ子どもいないケースもあります。
【新しい変化】コロナ禍の影響
2020年から新型コロナウイルス感染症の感染が拡大したことにより、学校が休校になり、外出が制限されました。
これにより外で遊ぶ機会が激減しています。
どうやったら運動能力が向上するの?
運動能力を向上させるポイントは、心身が発達する時期(3~12歳)に様々な動作を経験することです。
いろいろな種類の動作によって多様性のある体の使い方ができるようになります。
運動能力を向上させるために取り入れたい動きの要素は3つ。
1)体のバランスをとる動き
2)体を移動させる動き
3)道具をあやつる動き
コロナ禍や猛暑などの影響で外遊びが難しい状況であっても、空調の整った室内でできる運動遊びもあります。
ただし、もしも子どもが嫌がるようなら無理強いをすることは避けましょう。
無理強いをすることで、運動嫌いになってしまうかもしれません。
子どもが楽しんで運動遊びをできるよう、いろいろな種類の運動遊びに挑戦してみましょう。
運動が子どもに与える5つの良い効果とは。
子どものうちから運動を楽しむことで様々な効果が期待できます。
運動能力が向上すること以外に期待できる5つの良い効果を紹介します。
(1)体力がつく
体を動かすことを習慣化することで基礎体力がつき、骨や筋肉、心肺機能が発達します。
運動によって体温を上げることで免疫力を高める効果もあります。
(2)挑戦と成功体験
はじめてやる運動やうまくできないことに挑戦することで、新しいことにも果敢に挑戦できる柔軟な心を育てます。
さらにできなかったことができるようになることで達成感や成功体験を積み重ね、自信を持てるようになります。
(3)ストレスの発散
コロナ禍の中で、マスク生活や行動規制など、知らずしらずのうちにストレスを受けています。
楽しみながら体を動かすことで、子どもが気付かないうちに蓄積しているストレスを発散することができます。
(4)社会性が身に付く
友だちと一緒にする運動遊びを通して、ルールを守ることやコミュニケーションをとることで社会性が身に付いていきます。
また「一緒に楽しむ」「一緒に喜ぶ」という体験を通して共感力も育めます。
(5)集中力・記憶力の向上
運動によって脳の「前頭前野」が活性化します。
「前頭前野」は運動を司るだけでなく、考える、記憶する、感情をコントロールする、判断するなどの働きもあるようです。
そのため、運動をすることで集中力や記憶力の向上、感情をうまくコントロールできるようになる、という効果も期待できます。
子どもの運動能力を伸ばすおすすめの運動遊び。
子どもの運動能力を伸ばすおすすめの運動遊びを紹介します。
●ひとりでもできる運動遊び
【公園】
すべり台やジャングルジムなど遊具には様々な種類があります。遊ぶ遊具の種類によって、バランス感覚を鍛えたり、筋力を付けたりすることが可能です。
また、公園内を走り回ったりジャンプしたりすることでも運動能力を鍛えることができます。
▽公園での運動遊びで使う動作
「走る」「のぼる、降りる」「くぐる」「ぶら下がる」「乗る、渡る」など。
【水遊び】
水遊びでは、筋力だけでなく心肺能力の向上も期待できます。
ただし、水の事故にあわないよう十分な注意をして水遊びをするようにしましょう。
▽水泳で使う動作
「手で水をかく」「息を止める(もぐる)」「足で水を蹴る」「水に浮く」など。
●室内でできる運動遊び
【メンコ・コマ回し・けん玉・お手玉など】
昔ながらの遊びは、祖父母と一緒に遊ぶ機会にもなるかもしれません。
走り回るような大きな動きではありませんが、腕の力や集中力、バランス力などを鍛えることができます。
▽昔ながらの遊びで使う動作
「腕を振る」「投げる」「ひざを使う」「体をひねる」など。
【体のぼり】
子どもがまだ小さい間は、親御さんの体を木のように見立てて、体をよじ登る遊びがあります。小学校中学年くらいになると難しくなりますが、親子のスキンシップとしても有効です。
ただし、落ちたり壁にぶつかったりしないよう気を付けて遊んでください。
▽体のぼりで使う動作
「つかむ」「のぼる」「体を引き上げる」など。
●友だちと楽しむ運動遊び
【鬼ごっこ】
鬼ごっこは「鬼」となった人が他の人を追いかけて捕まえるゲームです。そのため「走る」力が伸びやすいでしょう。
その他にも、捕まえるためのフェイントや逃げるための急な方向転換など、瞬発力や判断力、観察力なども鍛えられます。
▽鬼ごっこで使う動作
「走る」「止まる」「曲がる」など。
【だるまさんがころんだ】
だるまさんがころんだは、鬼役に見つからないように他の人が鬼役に近付く遊びです。
走るだけでなく、静止する動きでバランス力や瞬発力、判断力が鍛えられます。
また、ルールが複雑になるため、ルールを覚えたり守ったりすることが身に付きます。
▽だるまさんがころんだで使う動作
「走る」「静止する」など
【ボール遊び】
年齢にあわせて様々なボール遊びがあります。幼い頃はひとり遊びのようにボールを転がしたり受け取ったりして遊びます。
ドッヂボールでは、ボールを投げる他にボールを避けるための瞬発力や判断力が鍛えられます。
その他にも、サッカーやキャッチボール(野球)、テニス、卓球などのボール遊びもあります。
▽ボール遊びで使う動作
「投げる」「蹴る」「受ける」「避ける」「走る」「道具を使う」など
子どもの個性に合った運動遊びを楽しもう!
運動遊びには子どもの運動能力を伸ばす効果があります。
ひとつの運動遊びにこだわる必要はないので、子どもの好みや年齢、居住環境などにあわせて挑戦してください。
なによりも大事なのは、子どもが楽しんで取り組むことです。
そして、いろいろな運動遊びを楽しみながら経験することで、子どもの運動能力の多様性が増します。
ひとつずつできることを増やしいくことで、子どもの自信と運動能力を高めてください。
フットサルを通して子どもの「楽しい」を発見してみませんか?
いかがでしたか?
お子さんの運動神経の発達や精神の成長のためにも、様々な遊び・運動・スポーツを通して、お子さんの「楽しい」を探してみてください。
私たちのスクールでは、まずは「子どもたちが楽しむ」ことを大切に日々の練習を行なっています。
子どもたちと接するコーチ自身も子どもたちを楽しませるだけじゃなく、一緒に楽しみながら練習するため、「もう終わりの時間になったの?」という子どもたちの声をよく耳にします。
詳しい内容については、「保護者の方へお伝えしたいこと」をご覧ください↓
https://oceansschool.com/■保護者の方へ■/message/
- スポーツを楽しむことを経験してほしい
- 初めてのことにチャレンジさせてあげたい
- どうせならいい先生に教えてもらいたい
こんな思いをもっている方は、ぜひ一度、名古屋オーシャンズフットサルスクールの無料体験をお試しください。
お子さんの「楽しい」の発見に繋がるかもしれません。
「初心者歓迎!無料体験」の詳細はこちら↓
初心者歓迎!無料体験
お子様に関するお悩みをお持ちの方に以下の記事も読まれています!