こんにちは。名古屋オーシャンズフットサルスクール大府校みなと校コーチの木村です。
ここ最近は少し涼しくなってきましたね。
とは言え30度は超えているので感覚がおかしくなっているだけかもしれませんが 笑
さて今回のブログは、今シーズンから定期的に観ているサッカープレミアリーグ、特にブライトンを観戦して感じたことについて書きたいと思います。
よかったら最後まで読んでください。
◎ サッカーとフットサルの違い
サッカーとフットサルの最も大きな違いとは何でしょうか?
色々ありますが、私が考える1番の違いはスペースの使い方です。
ざっくり言うと
有るスペースをうまく活用していくのがサッカー、無いスペースを創って使っていくのがフットサル
このように私は解釈しています。
もちろんサッカーでもスペースがない状況もたくさんあり、フットサルでもスペースがある状況を試合の中で存在します。
◎ ビルドアップでの1番の違い
自陣から相手コートに入っていく際に用いられる戦術はサッカーとフットサルでは大きく違うと感じました。
何と言ってもバックパスのルールが違います。
フットサルは自陣ではGKは基本的に1度しかボールに触ることはできません。
GKのスローから始まった場合は、直接ボールに関与することができず数的同数(相手と人数が同じ)状態になります。
サッカーの場合は何度でもGKにパスができますし、自らのDFラインで数的同数になりたくないという側面もあり、攻撃側の人数が多い中での攻防となります。
当然サッカーの方がスペースも広いので、複雑な戦術を用いなくてもしっかり幅を取ってトライアングルが形成できれば前進できると感じました。
◎ サッカーで数的同数になりやすい場面
サッカーでも数的同数になりやすい場面、エリアというのがあります。
それは相手コートのサイドのエリアです。
※下記の画像の黄色で囲ったエリア
このエリアで数的同数になりやすい理由に関しましては割愛させていただきますが、サッカーを観戦していて「フットサル的な動きだなぁ」と感じるのはだいたいこのエリアで起こっています。
◎ ライン間でターンできる選手の価値
サッカーでもフットサルでもDFとDFの間(フットサルで言う『ライン間』)を攻略することは非常に大切です。
自陣から直接的にDFラインの裏を攻めれれば一番手っ取り早いですが、DFもそこは警戒しているので、そればかりでは上手くいきません。
そこで大切なのがライン間のスペースを攻略することであり、ライン間にパスが入った時に1タッチで前を向ける選手の価値は、サッカーでもフットサルでも非常に高いと思います。
ライン間で前が向ければ相手の守備一列目を突破したことと同じ意味となり、その後の展開が優位になるからです。
360度全方位からプレスを受ける可能性があって、トラップがボール1つ分でもズレれば奪われてしまうのがライン間ですので、そこで1タッチで前を向くことは、技術的戦術的な難易度は非常に高くなります。
日本代表ですと鎌田選手や南野選手、田中碧選手などがライン間ターンの名手だと思います。
◎ ブライトンのトランジション攻撃
プレミアリーグの中でもブライトンを中心に私は観戦しています。
サッカー観戦力を高めるために「どこか戦術的に面白いチームはないでしょうか?」という問いをTwitterで投げたところ、卒業生のお父様からブライトンをお勧めいただたことがその理由です。
三苫選手が在籍しているのも理由としてあります。
そんな中で感銘を受けたのはブライトンのトランジション攻撃(いわゆるカウンター攻撃)です。
レスター戦の2点目は3対2のトランジション攻撃のお手本のようなプレーでした。
1人1人の動きに迷いがなく良い意味で統率された素晴らしい攻撃から得点を奪っていました。
◎ 色々な局面で生きるフットサル
フットサルでも3対2のトランジションの局面はたくさんあります。
上記の動画と私が普段指導している3対2のトランジション攻撃のプレーモデルはほぼ同じです。
前述の相手コートのサイドのエリア以外にもフットサルの戦術は色々な局面で生かせそうです。
エリートプログラムU-11も月に1度程度サッカーのトレーニングマッチも実施いたしておりますが、フットサルに戦術である『ボランチ』をスローインやゴールキックの場面で活用しています。
ここでいう戦術は3人以上が関わるグループ戦術ですが、個人レベルの戦術(個人戦術)では、ほぼ全てのスキルがサッカーでも生かせるなとプレミアリーグを分析して改めて感じました。
オーシャンズスクールに通う生徒たちのサッカーチームでの活躍は日々耳にしていますが、フットサルの個人戦術やグループ戦術を指導することがサッカーにも生きることがわかって私といたしましては、ある意味自信になりました。
最後まで読んでいただきまして、誠にありがとうございました。
今後とよろしくお願いいたします。
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