今回は特に多岐にわたる低学年向けの練習メニューについての話題です
こんにちは、NAS大高校、みなと校コーチの廣瀬です。フットサルを始めたばかりの生徒や幼児・低学年の生徒のレッスンで私が一番大切にしていることがあります。それはボールへ積極的に関わろうとする積極性や執着心を育むことにつながっているか、という視点です。そして子どもがそのような「状態」になるための方程式などはなく、子どもをよく観察し、指導教本などに載っていることからも時には逸脱し、いろいろなメニューをチャレンジする勇気を持つことが大切だと思います。今回は、先日のみなと校火曜U-8クラスのメニューを例にお話しします。
環境、生徒の成熟度は一定ではない
みなと校火曜U-8クラスは、現在3名が在籍しています。チームに入って一週間にたくさんボールを蹴っている子たちではなく、このスクールからフットサルを始めてくれた子たちです。(←関わる生徒は皆かわいいですが、スタートに携わることができた生徒は特別の思い入れがあります)人数も私が担当しているクラスで一番少ないクラスです。人数が少なくて生徒たちが寂しくないかと思われるかもしれませんが、できないことに目を向けるのではなく、その環境でできること、そして子どもの積極性につながる工夫をしています。
生徒がプレーしたいと思う工夫
このクラスでは、60分を3人で使えるということもあり、練習メニューを自分たちで1つ考えてくることがお約束になっています。宿題ではありません。プロのコーチがいるスクールで子どもが自分たちで考えたことをやるの?と思われるかもしれません。もちろんレッスン中の大半のメニューは私が計画的に準備しますし、生徒が考えてきたメニューをやるのは一人5分ぐらいです。ただ、この方式をやってみることで、レッスンへの集中度が格段にアップしました。また、コートの外での日常生活の中で、フットサルのことを考えたりプレーしたりする時間が増えたと思います。
コーチはフットサルを教える教師ではありません
この日は、前の週にスクールの10周年イベントに参加した生徒が、イベント内でトップチームの選手が見せてくれたCKからのボレーシュートのデモンストレーションに影響されたようで(わかりやすすぎで微笑ましい)、ボレーシュートのメニューを考えてきました。低学年でボレーシュートの練習は一般的ではありませんし、スキルアップしていくための王道の順序に含まれないことの方が多いと思います。
決められたことを無駄なく効率的に教えることだけが正しいのではなく、それは手段であって、幼児・低学年の年代ではモチベーションや始めた時期の違い、身体差などがさまざまなので、特に固定概念にとらわれないことが必要になってくると思います。
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