こんにちは!長久手校コーチの杉田です。
フットサルの高度な戦術や技術の完成度を上げるには、選手にもそれを表現するだけの身体能力が求められると考えています。ここでいう身体能力とは、速さや大きさではなく、思い通りに体を動かせるかどうか、です。
≪先日、長久手市にある さつき接骨院の丹羽院長より、”怪我の予防とパフォーマンスアップのための股関節のトレーニング”の講習会を開いていただきました。今回はそれに紐づいた内容となります≫
1.合理的に体を動かすために。
フットサルをプレーする上で最も重要な部位はどこだと思いますか?
さつき接骨院の丹羽院長様の講習会よりヒントをいただきまして、私は「股関節」ではないかと思っています。
フットサルやサッカーでいかに合理的にプレーできるかは“止まる動き“と”片足立ちのバランス“が鍵になると考えます。
フットサルは攻守の切り替えが目まぐるしいので体を方向転換させることが多いです。そして足でボールを扱う性質上、片足でバランスをとる場面も多いですね。
つまり、
いかに早く止まり次のプレーに移れるか、いかに体が揺れず(ぶれず)にボールを蹴れるか、がとても重要で、そのプレーの質を決めるのが「股関節」ではないか、と考えています。
2.股関節とは。
名前は知っていると思いますが、具体的に体のどこの部分にあって、どんな特徴があるのか、ご存知でしょうか。
まず場所ですが、骨盤(腰のあたり)と大腿骨頭(太ももの付け根あたり)がソケットのようにはまり込んでいる部分で、外からは見えない位置にあります。
出典:「フットボールネーション」17巻より
※皆さんのイメージは正面から見たももの付け根をイメージされると思いますが、西洋人は後ろ側、お尻のほうの付け根をイメージされるそうです。
そして人間の関節の中で最も大きく、一方向しか曲がらない膝や肘とは異なり回旋の動きが可能で、肩関節よりも頑丈という特徴があります。
出典:「フットボールネーション」17巻より
そんな股関節が使えるようになると、体の中心(股関節)から末端へ動きだせるようになります。てこの原理をイメージしていただけると分かりやすいと思います。足先に力を入れて動かすのと、股関節から動かすのとでは、力の入り方や滑らかさが違うと思いませんか?
3.意識して遊ぶ。
前述した講習会に参加された方で、さっそく違いを感じている子もいらっしゃいます。ドリブルは得意だけどキックがうまくいかない悩みを持っている子でしたが、股関節のトレーニングを行い、少しずつ足を鞭のようにしならせたキックができるようになっています。それは足を大きく振った場合でも片足でバランスがぶれずにとれるようになり、力がボールに伝わりやすくなったのだと見ていて感じます。何より本人が最も違いを感じているのではないでしょうか。
レッスン以外の時間でボールを蹴る子も多いと思いますが、ドリブルもキックもランニングも、どうやったらよりプロに近づくのかの答えを知ってできたら、遊びの時間もより充実すると思います。
その答えが股関節にあると私は思います。トレーニング方法については、今はYouTubeにも多く掲載されておりますので是非検索してみてください。
私も、講習会を開いてくださったさつき接骨院の丹羽院長さまより直接教えていただいた方法を知っておりますので、気軽に聞きに来てください!