NAS大高校、みなと校コーチの廣瀬です。本日のNAS大高校金曜レッスンをもちまして、2022年のすべてのレッスンが終了しました。まだまだコロナの影響も完全には抜けきらない日々ですが、大きな事故等なく終えることができました。
自身の指導を見直した年
2022年は自身の指導を見直そうと決心した年でした。きっかけとなったのは、2022年3月にU-12チームを率いて出場した全国大会で思うような結果を出せなかったことでした。
当時のブログはこちら
素晴らしい選手たちをその能力に見合った結果に導くことができなかった(ベスト16で敗退)悔しさから、何か変えなければならないと漠然と考えていましたが、ちょうどその時期に読んだ本に載っていた「エコロジカルアプローチ」という概念がヒントになりました。
エコロジカルアプローチ
簡単に言うと、自分は言葉で教えすぎていて、プレーヤーが自ら発見して学習する効果というものに、あまり着目できていませんでした。育成年代なので、いろいろな基礎や基本を学ぶことは大切であることは間違いないですし、スクール生や保護者の皆さんが期待してくださっていることだとも思います。
自分自身の経験から、「それを小学生の時に知っていれば俺のサッカー人生違ったのに」という知識は、余すことなく伝えていきたいと思っているのですが、その方法については伝えるだけではなく、いかに気づかせるかということが大切であるということに、遅ればせながら着目した年でした。
12月のゲームでの手応え
指導について見直してきた(つもりの)成果が12月のレッスン中でのゲームで随所に見ることができました。育成年代の指導者として、子どもたちがそんなこともできるようになったのかと思わせてくれる瞬間が何にも変え難いことです。いわゆる「スクール」というものに求められているであろうイメージと少し違うスタイルかもしれませんが、2023年もひたすらに生徒たちの成長のために追求していきたいと思います。
それでは皆さん良いお年を。
最後に、ワールドカップで私が最も印象に残ったシーンをご紹介します。
このカウンターの中で発揮されているアルゼンチンの選手たちの技術(微妙に浮いているボールのキック)、絶対教わったものじゃなく、自分で身につけた技術ですよね。
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