こんにちは!長久手校コーチの杉田です。
「体力がつきます」「礼節が身に付きます」「思いやりが学べます」‥‥
色々な常套句がスポーツにはあります。
フットサルでも
判断力・認知力・戦術理解・基礎技術など、より上手にボールを扱いゴールを決める専門的な能力が身につくと言われています。
間違いなく、そうだと思います。
そうだと思うんですが、
ではスポーツとは、フットサルとは、人が成長するための手段、人生を彩るための手段なのかといわれると、少し違うなと感じます。
スポーツの語源
スポーツの語源を聞いたことがありますか?
ラテン語のdeportare(デポルターレ)が語源と言われており、「気晴らし」や「日常から離れる」といった意味になります。
それが「スポーツ」という名前で日本に伝来したときは、開国したばかりで身体鍛錬に重きを置いていた背景もあり、“身体や心を鍛えること“として広がりました。学校の教育的な体育はその名残だと思っています。つまり、日本の歴史でみるとスポーツは初め手段として扱われていたのかなと推測します。
フットサルの発祥
現代サッカーは1800年代が起源と言われ200年以上の歴史がありますが、フットサルは1930年にウルグアイ・ブラジルで考案された室内サッカーが発祥と言われています。そしてすぐに世界に広がり、1994年には正式なルールも統一化され「フットサル」と競技名がつきました。
なぜ発祥のことを?って感じですよね。正直こまかな起源はどうでもよくて(笑)
調べれば分かりますが、全てのスポーツの発祥は余暇/遊びから始まっています。フットサルも、サッカーを室内で、少人数で、楽しくできないか、と考えられて始まったのではないでしょうか。
推測でしかないですが、スポーツはヒトが本能的に始めたもので、何かの手段ではなく、ただやりたかったからという、目的そのものではないでしょうか。
スポーツも様々
日本のスポーツ文化を否定するつもりではありません!スポーツを教育的な観点から発展させてきたことで、他国より色んな見え方が存在していると思っています。
現在はビジネスとしても発展し、中身も繋がりもより濃くなってきています。世界的にもスポーツはそういう段階なのかもしれません。
ただ、スポーツは本来ただの“気晴らし“なんだ、ということを頭に入れておくべきだと思います。「とりあえずスポーツをしておくと良い」なんて考えは正直ナンセンスです。「求めているからする」だけです。結果として、生活を彩るものであり、心身が育つのだと思います。もし制約されることがあるのなら、それを取り払うよう努めたいと思っています。
普段のレッスンでも同じです。
私はコーチとしてフットサルをする機会と上達のヒント、より夢中になる環境を提供します。○○のためではなく、単純にフットサルを楽しんでいただくために、これからも指導したいと思います。