NAS大高校、みなと校コーチの廣瀬です。最近は昼間は急に暖かくなり、花粉の季節ですね。花粉症の身としては辛い季節です。3月はいろいろなことが終わっていく季節なので、あまり好きではありません。常に「別れ」という言葉と背中合わせな感じがするのが寂しくなります。私は3月生まれなのでまた一つ歳もとってしまいます(笑)
早生まれとは
冒頭ややネガティブな話題を出してしまいましたが、今回は「早生まれ」について書きます。「早生まれ」とは、1月1日から4月1日に生まれたことや、その人のことを言います。私は3月15日生まれなので早生まれです。一般的に、幼少の頃は心身の発達がそれ以外の子に比べて遅いためデメリットが多いとも言われています。自分が子どもの頃、早生まれという言葉を知りもしなかったですし、当然意識もしていませんでしたので、子どもたちには直接関係がないことですが、保護者の皆さんは関心があるワードではないでしょうか?よく言われるのは、日本のプロスポーツ選手の生まれ月統計では、早生まれの選手の割合は確かに若干低くなっています。(私はこれは日本のスポーツ選手育成スキームの未熟さの表れだと捉えていますが、それについてはまた別の機会にします)
特別扱いする必要はないが考慮は必要
スポーツに限らず、早生まれの子が心身の発達の差で、技能的に遅れをとることは確かにありますが、子どもはそれを意識する必要はなく、周りの大人(親や先生、コーチなど)が適切な関わりをすれば、遅れが長所に代わります。いくつかの例を挙げます。
・他者との比較ではなく、昨日の自分から成長したことに目を向けさせて、努力を評価する
→コツコツ努力する習慣が身につく(大きくなっても、何事にも大切)
・スピードやパワーの差に対抗するために、賢くプレーする習慣をつけさせる
→賢くプレーする習慣がついたまま成長し、いずれ身体が追いついてきた時にプラスαになっている
小学校卒業後の成長する姿をイメージすることが大切
私は幸い教え子たちの中学生以降の成長の姿をよく目にすることができていますし、その教え子たちの現在の指導者と意見交換をする機会に恵まれています。中学生、高校生と成長するにしたがって、コツコツと努力して磨いてきた才能を開花させていく教え子たちをたくさん見てきました。
「早生まれだから今はこのぐらいで良い」というように可能性を制限してしまう言い訳にしてはいけませんが、「今の段階でこれをできておけば、数年後に必ずこういう才能が開花する」という事実に基づいた経験をしていることで、自分の指導をアップデートできています。
今回は早生まれに関しての話でしたが、早生まれかどうかに関わらず、心身の発達個人差が大きい年代である小学生、特に低学年の子には当てはまる話だったと思います。
私が担当しているクラスで特に、まずは「じっくり」「コツコツ」「マイペースで」プレーしたいというお子様向けのクラスがありますので、最後のご紹介しておきます。
NAS大高校 水曜日16:00-17:00 ルーキークラス ※2023年度から基礎クラスと名称変更
みなと校 火曜日16:30-17:30 U-8クラス
どちらも少人数で基礎的なボール扱いや身体操作の基本にフォーカスしてレッスンしています。
よろしければぜひ体験にお越しください。
クラス詳細、体験申し込みはページ下のバナーをクリックしてください。
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