こんにちは。名古屋オーシャンズフットサルスクール大府校コーチの木村です。
先日長女(3年生)の個人面談で学校に行ってきました。
日々楽しく過ごしていると伺い安心しつつ、休みが続いたことで少し勉強が遅れ始めていると言われました。
率直に伝えてくれた先生に感謝し、その日から「どうしたら勉強をもっと頑張れるか?」と考える日々が続きました。
両親共に(恥ずかしながら)小学生時代に真面目に宿題をしていくタイプではなく、「とにかく外で遊びたい!」「宿題なんて無ければいいのに!」と思っておりました。
そういったDNAは着実に受け継がれてしまっています。
とは言え私自身勉強が嫌いだったかと言えばそういうわけではなく、今となっては勉強を漠然と知的好奇心を満たしてくれるポジティブなものとしてとらえていたように感じます。
宿題はやらないけど授業は比較的真剣に聞いていて、疑問に思ったことは手を上げて質問するような生徒でした。
娘に関して危機感を感じたのは勉強というもの自体が嫌いになりかけていると感じたからです。
テストで良い点をとって欲しいとか、ひいては良い大学に行って欲しいなどとは考えていませんが、本来知らないことが知れること楽しいことのはずなのに、その楽しみを知らずに育つのはもったいないと感じました。
また今の日本で勉強が極端に苦手だと将来の選択肢が狭まってしまうのも事実であり、親としては心配もします。
今回のブログは上記の課題に対して私がどのように考え、どのような対策をしたかを書いてみたいと思います。
参考になるかはわかりませんが、楽しんで読んでいただけると幸いです。
◎ なぜ学校の勉強はつまらないのか?
娘に直接聞いてみました。
「なんで勉強嫌いなの?」
答えをまとめるとこんな感じです。
・3年生になって宿題が多くなって大変
・特に算数の計算と感じを覚えるのが大変
・計算ドリルは授業中にたくさん進めれた子は宿題がちょっとになるけど、自分は計算が遅いから宿題が多くなってやりたくなくなる
予想通りといえば予想通りでした。
元々体調を崩しやすいのにプラスして、コロナとインフルエンザで合計10日ほど休んだことで、より一層授業についていくのが大変になっているようです。
◎ 光が見えました
勉強嫌いになりかけている直接的な原因がわかり、私の中で光が見えました。
計算が早くできるようになることと漢字を覚えられるようにサポートすれば、最初の壁はクリアできると思ったのです。
そしてそれをクリアすつためのツールはすでに学校から提示されていました。
日々の計算や漢字の宿題を頑張る
これが出来れば苦手意識もなくなり(単純な長女のことなので)「勉強が好きになってきた!」とあっけらかんと言うはずだと確信しました。笑
◎ どうすれば宿題をがんばれるのか?
課題を克服する手段は明確になったとは言え、まだ元の位置に戻っただけとも言える状況です。
そこでスポーツにおけるメンタルトレーニングの知識を導入することにしました。
『母親が努力している姿を見せることで、努力できる子供に育つ』
という統計データがあることを思い出しました。
なぜ母親かと言うと、日々家の中で子供と時間をいっしょに過ごしているより身近な存在だからです。
統計自体が少し前のことであり、現代の家庭事情からすると少し違和感があります。
我が家で考えても父親である私も子供たちと日々長い時間を過ごせているので「母親を父親に置き換えても問題ないだろう」と考えました。
その日から娘が帰宅したら、いっしょの部屋で娘は宿題を私はノートPCで仕事をする日々が始まりました。
◎ 娘に起こった変化
いっしょに宿題(私は仕事)をするようになってまだ1週間ほどですが、すでに良い変化が起こっているように感じていいます。
学校から帰ると2階まで私を呼びに来て「今日も一緒に宿題しよう!」と誘ってくるようになりました。
小テストで100点をもらうことも増えてきて、嬉しそうにテストを見せてくれます。
少なくとも勉強自体を嫌がるようなことはなくなってきました。
メンタルトレーニングでは、やる気の三大栄養素は以下の3つだと言われています。
①自己決定(自発性、自律性)
②有能感(上達の実感)
③関係性(受け入れられている実感)
今回の私の対応策では主に③の関係性に働きかけました。
「父親といっしょに勉強する」ことで、宿題に対するネガティブな意識が低くなり、小テストで良い結果が出たことで②の有能感も刺激され、自ら勉強を誘うという①自己決定につながっていったと思っています。
◎ 子供は因果関係がわからない
子供は経験が少ないから『〇〇をしたからこういう結果になった』という原因と結果の関係性が、実感としてわからない
というのは、メンタルトレーニングを勉強する上で学んだことです。
だからこそ良い結果が出た時に、結果を褒めるのではなく過程(=努力)を褒めてあげることが大切だとも教わりました。
今回の私のケースで考えると、大人からすると宿題を真面目にやらないことで、授業についていくのも大変になり、より一層宿題が大変になっているという因果関係があることはすぐにわかります。
娘も一応そのような意識はあったようですが、それをポジティブなものに変換できるとは思えていなかったようです。
つまり宿題を頑張れば余裕を持って授業を受けれるため宿題も楽になるということまでは、思い至っていないように感じました。
勉強を『フットサルもしくはサッカー』、宿題を『自主練』と置き換えていただけると、もしかすると読んでいただいている保護者の皆様にも役立つ情報になるかもしれません。
お子様が試合で負けて悔しがっていて、それでも自主練をしようとしないのであれば、努力と結果の因果関係が実感を持って理解できていないことが原因かもしれません。
そんな時は是非お父様お母様が努力している姿を是非見せてあげてください。
子供は親の背中を見ています。言葉よりも背中で語る方が大事なことも多いようです。
最後はなぜか偉そうなことを書いてしまいましたが、子育てに関して私の方が皆様に相談したいことが山ほどあります。3人の娘たちに頭を悩ませられている毎日です。
※娘たちがゴミ袋で作った衣装?を着てとった写真です 笑