こんにちは。名古屋オーシャンズフットサルスクール大府校コーチの木村です。
メリークリスマス!そして今年1年スクールに通っていただき、誠にありがとうございました(まだ年内月曜日のスクールと合宿の活動はありますが)。
本当にありがたいことに最近新しい仲間が増えています。
特にU-9クラス(1〜3年生向き)に、スクール生のお友達がご紹介で入会してくれるケースが多く、本当に感謝いたしております。
紹介していただいた方、入会していただいた方の期待や信頼に100%お応えできるように全力を尽くします。
さて今回のブログは自信を獲得してもらうために、特に低学年向けのクラスで意識している取り組みについて書きたいと思います。
よかったら最後まで読んでください。
◎ ゴールこそが自信の特効薬
本日Instagramに新しいリール動画を投稿しました。
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フットサルにおいて1番明確な結果はゴール(=得点)です。
1つの得点で自信がついて見違えるようにプレーが積極的になるというようなシーンを今まで何度も見てきました。
メンタルがプレーに与える影響を再確認するとともに、子供達の素直さを微笑ましく感じています。
そして自信を掴んで積極的になった子は、たくさんプレーに関わるようになり、加速度的に成長していきます。
指導者としては「どうすれば子供たちに自信を掴むきっかけを提供できるか?」に日々頭を悩ませているわけです。
◎ ただ褒めれば自信は身につく?
“褒める指導が大切”
今や当たり前過ぎて逆に言われなくなっています。
私ももちろん賛成なのですが、ただ褒めていれば良いというのは違うと思いますし、子供に対して失礼な考え方だと思います。
ジュニア年代で褒める指導が特に重要視される理由は
①自己効力感を身につけるべき年代だから
②まずは競技(フットサル・サッカー)を好きになってもらうことが大切だから
の2つの理由からだと思います。
自己効力感とは、ざっくり言うと自分の努力で周りを良い方向に変えていけるという考えであり、もっとシンプルにいうと 自信 のことです。
もちろん本当の初期の初期や5,6歳のお子様には無条件で肯定してあげる(=褒める)ことは大切ですが、それなりに経験を積んだり小学2年生くらいになると、大人が「ただ褒めているだけ」というのはなんとなく察するものだと私は思っています。
完璧に理解できていなくても「褒めてはもらっているけどそこまで嬉しくない」「自信を深めるまでには至らない」という感覚はどのお子様でもあるのではないでしょうか?
◎ 褒めるのにもテクニックが必要
私は褒めるのにもテクニックが必要だと思っています。
直接的に褒めるだけではなく、時には間接的に褒める(親御様へのメールやSNSの投稿など)こともあります。
直接的に褒める時もわざと感情を乗せて褒める時もあれば、その子にしか聞こえないようにボソッと「上手っ」と呟くこともあります。
さらに大切だと思っているのは褒めるタイミングです。
ベストなタイミングは子供自身が「今のは良いプレーだった!」「良いプレーができた!」と実感したと同時に褒めることです。
逆に言うと自分が納得できないことを褒められても自信の獲得には繋がりにくいと思っています。
その際たる例がゴールした時です。
フットサルはどのポジションの選手にも得点のチャンスがありますし、1試合の平均得点数もサッカーと比べて多い競技なので、そう言った意味でもまずはフットサルから始めると言うのは理に適っていると思います。
◎ 隠れた良いプレーを掘り起こす
また隠れた良いプレーを掘り起こすために褒めることもあります。
例えば良いタイミングでマークを外したけどパスが来なかった時に
「今のマーク外し上手かったぞ!」と声をかけるようなことです。
シュートが決まらなかったとしてもゴール前まで長い距離を走った選手や、技術的なミスはあったが素晴らしい狙いを持ってプレー出来ていた時などもわざと声高に褒めることがあります。
それはその該当選手に対しての励ましの意味もありますし、その他の選手への良いプレーを提示するという狙いもあります。
ただやはり自信を獲得するという意味では、成功した時に褒めることが1番効果的だと思います。
◎ 結果ではなく過程を褒める
前回のブログでも書きましたが、子供は結果と過程の因果関係への理解がまだ薄いです。
まだ経験が少ないので努力したから良い結果が出るということが、わかっているようでわかっていないのです。
だからこそ上記のように褒めるタイミングがあったらできるだけ
「最近すごく集中して練習してたもんなぁ」
「この間練習したことが生きたね」
というように、結果と過程が結びついていることを意識させるような言葉を付け足します。
これを結果や能力のみを褒めてしまう(「すごい才能だね」「足が速いね」など)と、結果と過程が結び付かず努力の重要性を学ぶ機会を失ってしまいます。
そのようなお子様がどのような道を辿るか?想像するのは簡単だと思います。
◎ 子供が”変わる瞬間”がたまらずに好き
多くの指導者と同様に私も子供が劇的に変わる瞬間を見るのがたまらずに好きです。
そんな瞬間に立ち会えた日は家に帰って美味しいお酒を飲みます。
(そうじゃない日もお酒は飲みますが。笑)
これからも子供達を成長に導き、自信を深める瞬間にたくさん出会えるように日々の指導に最大限取り組んでいきたいと思っております。
改めまして2023年はスクールに通っていただき誠にありがとうございました。
2024年もよろしくお願いいたします。