こんにちは!
豊田校の鷲野です。
▶︎▶︎ 習い事はいつから始めるべきか
「習い事って、いつから始めるのがいいんですか?」
体験会や初回レッスンのあと、保護者の方からよくいただく質問です。
結論から言えば、“始める時期”に正解はありません。
でも僕には、指導者として、一人の大人として思うことがあります。
1. 早ければいいってわけじゃない
最近は「〇歳から通えます」「早期教育が大切」といった情報があふれています。
たしかに、運動神経の発達やコミュニケーションの面で
“早い方が伸びる可能性がある”という話もあります。
でも、それが全てではないと思っています。
大事なのは、その子が「やってみたい」「楽しそう」と思えることだと思います。
2. 「本人の気持ち」が何より大切
親が「そろそろ何か習わせた方がいいかな」と思うのと同じように、
子どもにも「やってみたい」という気持ちがあります。
たとえ最初は「なんとなく」「友達がやってるから」でも構いません。
そこから“楽しい”に変わっていくことが大切なんです。
本人が自分の足でその場に立ち、自分の意志で「やる」と決めたことは、
長く続きやすく、成長にもつながります。
3. 目的は“上手になる”だけじゃない
習い事は、スキルを身につけるだけの場所ではありません。
友達との関わり、挨拶、ルール、悔しさ、達成感。
僕がフットサルを通して子どもたちに伝えたいことの多くは、
技術の先にある“心の成長”です。
だからこそ、何歳から始めても、そこに価値があると思っています。
4.子どもに「合う環境」を探してあげる
習い事を始める時、年齢よりも大切にしてほしいのは
「その子に合った環境かどうか」
テンポが速すぎたり、指導が厳しすぎたりすると、
せっかくのやる気がなくなってしまうことも。
「うちの子、周りの子についていけるかな、、」と
保護者の方から相談をいただくこともありますが、
本人が前向きに望めて「楽しい」と笑顔を輝かせていることが
一番の答えだと僕は思っています。
お子さんが“楽しそうに帰ってきてるか”
“また行きたいと言ってるか”を見てあげるだけで、
その子の答えが見えると思います。
僕が思う「始めどき」は、子どもが“やってみよう”と一歩を踏み出した時。
そしてその背中を、保護者がそっと支えてあげられる時だと思います。
習い事はいつから始めるかよりも、「どんな関わり方をするか」。
つまり、「始めたタイミング」よりも、
始めたあとに、“どんな時間を過ごすか”が大切なんです。
それが、習い事を“価値ある経験”にする鍵だと、僕は思っています。