こんにちは!
豊田校の鷲野です。
▶︎▶︎ 「心が折れた。」という子について
「心が折れてたでしょう?」とパパに問いかけられて
頷いていた子がいました。
途中明らかに顔が曇り、口数も減っていて、
外から見ていると一目でわかりました。
いつもレッスン中は楽しそうにプレーしていて、
笑顔もあって、頑張っている姿も見せてくれる。
でも、心の中ではずっと比べていたんだと思います。
周りの子が上手に見えて、自分には何もできていない気がして、
「頑張っても無駄なんじゃないか」と思うくらい、
どうしようもない無力感に包まれてしまったのかもしれません。
1. できないことはあって当たり前
その子はまだ始めたばかりで、まだ子どもです。
「できないこと」はあって当たり前。
大人ですら、できることよりできないことの方が多いと思います。
それでも、目の前で上手にできる誰かがいたら、
そう思えなくなってしまう時があります。
どれだけ僕がポジティブな言葉をかけても、
その言葉が届かない時もあります。
その子の中にある「どうせ自分なんか…」という気持ちが強いと、
素直に受け取ることができないんだと思います。
だからこそ、僕にできることは、焦らずに、言葉をかけ続けること。
小さな成功を一緒に喜んで、「できるかも」に変えていくことだと思っています。
2. 不安そうな顔を見るたびに
不安そうな顔を見ると、やっぱり心配になります。
「今日はどうかな」「ちょっとでも前を向けるかな」
そう思いながら見守っています。
でも、諦めたくなくて、
僕はいつでも味方でいたいと思っています。
「今はしんどいけど、きっと乗り越えられるよ」って伝え続けたい。
その子自身が「自分はできるかもしれない」と思える日まで、
そばにいたいと思っています。
3. 心が折れたって、大丈夫
心が折れることもある。
でも、それは「もう終わり」というサインじゃなくて、
「今は止まりたくなった」というだけのサインだと僕は思っています。
歩き出すのは、またその子のタイミングでいい。
でも、止まっている間も、ひとりにしない。
それが僕の役目だと思っています。
「いつでも支えてくれる人がいる」
そう思える場所があれば、人はもう一度進もうと思えると思います。