こんにちは!
豊田校の鷲野です。
▶︎▶︎ 順番待ちも成長の時間。
上達に大切な要素の一つとして“反復”の量があると思います。
フットサルにおいては、できるだけ多くの時間、ボールに触れ、
体を動かしてほしいということですね。
レッスン大切にしている部分ではありますが、
それでも全く待ち時間がないわけではありません。
時にはタイミングや内容によって、
子どもたちが順番を待つ時間ができることもありますし、
あえて待ち時間を作る時もあります。
僕は「この(待ち)時間も、子どもたちが育つ大切な時間だ」と感じています
1. プレーしていない時間にも学びがある
順番を待っている間、子どもたちはただ“止まっている”わけではありません。
コーチの声に耳を傾けたり、仲間のプレーをじっと見たり。
「あの動き、うまいな」「(コーチのアドバイスを聞き)なるほど」といった、
気づきのきっかけがたくさん転がっています。
本人は無意識かもしれませんが、“見る力”や“聞く力”が磨かれていくのは、
実はこうした時間です。
2. 感情のコントロールを覚える場面にもなる
自分の番が来るのを、ワクワクしながら待つ子。
反対に、まだかな、と不安そうにする子。
時には、うまくいかなかった直後に列に戻ってきて、ちょっと落ち込んでいる子もいます。
でも、そんな姿もすべて「成長の途中」だと思っています。
順番を守る。感情を整える。他の子を見て、自分と比べすぎない。
そういった小さな経験の積み重ねが、
子どもたちの“人としての力”につながっていくと思っています。
3. 人を応援できる気持ちも育ってほしい
並んでいるときに、「ナイス!」や「うま!」と声をかける子がいます。
「惜しかったね、今のはインサイドでしょ〜」と、自然にアドバイスする子もいます。
僕は、そういう姿にものすごく感動します。
自分のことに夢中になりすぎず、まわりの仲間にも目を向けられる。
その思いやりや気配りが、自然と出てくる。
それってフットサルの技術とは別の、「人として大切な力」だと思うんです。
4.子どもたちにとって意味のある時間に
もちろん、できるだけたくさんボールに触れさせたい。
プレーの回数を多くしたい。その気持ちは今も変わりません。
でも、プレーしていない時間にも、大切な“育ち”がある。
「待つ」という経験の中で、子どもたちはいろんな気持ちを感じて、
いろんな力を少しずつ身につけている。
スクールで過ごすすべての時間が、
子どもたちにとって意味のある時間になればいいなと思っています。