こんにちは!
豊田校の鷲野です。
▶︎▶︎ 「できないからやらない」のか、「やらないからできない」のか
レッスン中、初めてやることに対して不安そうな子がいます。
確かに初めて挑戦することって、勇気がいるし、自信もない子にとっては
立ち止まってしまいたくなる瞬間だと思います。
それでも挑戦する姿を見て、僕は、
「初めてだから難しくて当たり前、やってみたら意外とできることもある」
という話をします。
どんなことも、最初からうまくできる子なんていません。
ドリブルも、パスも、シュートも。
1回目はぎこちなくて当然。
だけど、“できるようになる”って、そこから始まるものだと思うんです。
初めからできないと諦めるのではなく、
「やらないからできない、やってみたらできるかもしれない」
そう考えて、まずは一歩を踏み出してほしいなと思います。
1. 「できるけどやらない」は必要
ある程度できるようになってくると、
次に見えてくるのが「やるかやらないか」の選択の問題。
「できるけどやらない」場合は、状況や判断の結果だったりします。
たとえば、パスの選択肢があったけど、あえてドリブルを選んだ。
それは“できるけどやらない”であって、意思があります。
2. 「できるのにやらない」は違う
でも一方で、「できるのにやらない」は、ちょっと違うと思います。
できるのにチャレンジしない、判断すら手放してしまう。
これは「やればできるはず」という期待があるからこそ、
そのままにしておきたくない気持ちになります。
できるのにやらないのは、“本当はできる自分”をごまかす選択かなと思います。
だからこそ、その子の中にある「もったいない」を見逃したくないのです。
できることが多い方が楽しいと思うから「もったいない」と思うんです。
3. “できない”を楽しめる人に
最近、先輩コーチに言われて感じたことがあるんです。
それは、「できない」を楽しむこと。
子どもたちには、完璧なプレーよりも、
「できないことを楽しめる人」になってほしいと思います。
失敗して笑えたら、それはもう大きな一歩だと思います。
できなかったことが、ある日できるようになった時、
その嬉しさや達成感は、一生ものの宝になります。
だから僕は、これからも「まずやってみようよ」「それ面白そうだね」と、
声をかけ続けたいと思っています。
それでもできなければまた違う選択肢を持てばいいし、
できないことは助けて貰えばいいと思います。
挑戦できる空気をつくるのは、僕の仕事です。
だから、判断を放棄するのではなく、
“自分で決めてやってみる”を応援できる環境をこれからもつくっていきたいです。