こんにちは!
豊田校の鷲野です。
▶︎▶︎ 同じ言葉でも、感じ方は人それぞれ
レッスン中に何気なくかけたひと言。
その言葉が、ある子には“背中を押すエール”になり、
別の子には“プレッシャー”として受け取られることがあります。
同じ言葉、同じ出来事でも、受け取り方は一人ひとり違う。
それは、その子の性格やこれまでの経験、
気持ちの状態によって大きく変わってくると思います。
だからこそ、コーチという立場としても、大人としても、
「これは大したことない」「これはできて当然」
といった“自分基準”ではなく、
子ども一人ひとりの感じ方に目を向ける姿勢が大切だと思っています。
1. ある子にとっての「一歩」が、誰かにとっては「百歩」かもしれない
できなかったことに挑戦して、ちょっとできるようになった時。
その“ちょっと”が、その子にとってはとんでもない一歩かもしれない。
みんなが簡単にできることでも、ある子にとってはすごく勇気がいることだったりする。
誰かにとっては何でもないことが、誰かにとっては「すごく大切な挑戦」だったりする。
だから僕は、子どもたちが見せてくれる“小さな変化”に
気づける大人でありたいと思っています。
表情や声のトーン、立ち方、目線、その一つひとつが、
子どもたちの「がんばってる証拠」だと思うんです。
大人の一歩と子どもの一歩は違うと、実際に歩けばわかると思います。
そして、子ども同士でも歩く速度には差があると思います。
フットサルも一緒だと思っています。
それぞれの歩幅、ペースがあるのと同じように、伸び方はそれぞれだと思います。
2. ただ「わかってくれる人」がいるだけで
僕自身も、子どもの頃に「気持ちをわかってもらえた」ことが
嬉しかった記憶があります。
たとえ上手くできなかった時でも、
「それでもいいんだよ」と認めてくれる人がそばにいるだけで、
またがんばろうと思えました。
子どもたちにとっても、そういう存在でありたいと思っています。
完璧な答えを求めるんじゃなくて、ただ「見てくれてる」
「わかってくれてる」と感じてもらえたら、それだけでいいと思っています。
3. 一人ひとりの“感じ方”を大切にしたい
子どもたちが発する言葉、沈黙、笑顔、涙、それぞれに“意味”があると思います。
同じ出来事でも、「悔しい」と感じる子もいれば、「楽しかった」と笑う子もいて、
性格も違えば、過ごしてきた背景も違います。
だからこそ、僕ができることは、その子の“感じ方”を否定しないこと。
「この子は、こう感じるんだな」と受け止めたうえで、丁寧に向き合っていくこと。
そうして積み重ねる関係の中で、子どもたちは少しずつ、自分の気持ちを言葉にしたり、
人の気持ちに気づいたりできるようになっていくのだと思います。
そして、想像力のある大人になってほしいと思っています。