こんにちは。名古屋オーシャンズフットサルスクール北名古屋校の木村コーチです。
今回のブログは少しマニアックな内容になってしまいます。
なるべくサッカー・フットサル経験がない方にもわかりやすく書きますので、最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
ますはこの動画を観てください
フットサルはサッカーに比べてスペースがありません。
スペースがない、狭い状況というのは守る側に有利なんです。サッカーでパスを受けてから2秒後にディフェンスが寄せてくるとすれば、フットサルでは1秒かもっと早くプレスをかけられてしまいます。
そこで大切なのがボールの受け方です。
パスライン(パスの通り道)があること、次のプレーをイメージした体の向きを作ることなど基本的なところはサッカーと同じです。
※体の向きなどはサッカーよりもさらに重要度は増します
前述の通りフットサルは狭い中で行うスポーツです。狭い中で時間やスペースを自分で工夫して作り出さないといけません。
その中で生まれたスキルが『フェイク』です。
動画にあるようにフットサルの選手はパスを受ける前に予備動作をします。ディフェンスの背後を取るような動きを見せておいて、ディフェンスを意図的に動かして時間やスペースを確保した状態でパスを受けています。
これが非常に大切です!パスを受ける前の予備動作として駆け引きができる選手は、その後のプレーも余裕を持ってプレーすることができます。
ただし、フェイクを習得するにあたりその前段階として習得するべきスキルもあります。
フェイクのためのフェイクになってしまってはいけませんし、フェイクのポイントを理解しておかないと全く意味のない動きになってしまうこともあります。しっかり段階を踏んで学んでいく必要があるのです。
ではサッカーではフェイクは必要ないのでしょうか?
そんなことはありません。サッカーでもフットサル並みにスペースが限られている場所があります。”ゴール前”です。
そもそもフットサルは狭くてゴールが小さくて守備側に有利な条件が揃っているにも関わらずなぜサッカー以上に点が入るのでしょうか?
答えは一つではありませんが「狭いスペースを攻略するための戦術が確立されているから」というのも答えのうちの一つでしょう。
以前サッカー評論家のセルジオ越後氏がなかなか点が奪えないサッカー日本代表の試合後に「(フットサル日本代表の)森岡薫がいたら3点は取れていたかもしれないよ。」とコメントされていました(http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20150616/323196.html)。
実際にはどうなるかはわかりませんが、鋭い考察だと思います。
小さい頃から狭いスペースでパスを受ける工夫をしてきた選手は、サッカーのゴール前でも余裕を持ってプレーできるようになります。
北名古屋校では、パスを受ける動きの習得に向けて練習しています。1,2年生から段階を踏んで学んでいます。
パスを受ける動きを習ってみたい方は、一度ご体験ください!お待ちしております。