こんにちは。名古屋オーシャンズフットサルスクール豊田・北名古屋・NAS大高校担当の木村コーチです。
豊田・北名古屋・NAS大高校では今年度から練習の最初に決められたボールタッチ2種類をその月の「課題」として練習しています。
※写真はNAS大高校低学年クラスです。マーカーは次の練習で使うもので「課題」とは関係ありません
毎週練習の最初に同じボールタッチを練習することでドリブルは確実に上達します。
ドリブル上達の近道は『考えなくても自然に出せるボールタッチの種類と質を増やすこと』です。
「ディフェンスが足を出してきたら」または「ある一定のボールと自分の位置関係になったら」自然に体が反応するようになるまで反復練習をする必要があります。
反復練習の効率を上げるポイントは「集中してコツコツやること」です。
逆を言えば「だらだらやっても意味がない」とも言えます。
いくらモチベーションが高い選手でも同じボールタッチを10分も20分もやったら飽きてしまいます。
それだったら2、3分でいいので集中して毎日練習した方が絶対に効率がいいですし、オーバーワークから来る怪我も防げます。
それはドリブルでもリフティングでも同じです。
ですので豊田・北名古屋・NAS大高校ではその日の始めに毎回同じボールタッチの練習から始めます。
少し時間ができて、サッカー・フットサルの練習がしたい時に「何をやろっかなぁ」と悩んだらこの「課題」をやってくれればいいなぁとも思っています。
実際半数以上の生徒は自発的に練習してきてくれているようです(コーチは見ていればわかります)。
「ドリブルが上手くなりたい子は練習しておいでね」の一言で、火がつく生徒も多いです。
「課題」は簡単に出来るものはやらせません。
最初は難しくてなかなかスムーズにできないようなものを敢えてチョイスしています。
その理由としては子ども達は簡単に出来ることよりも「難しい」と感じるものの方が、挑戦したくなるからです。
昨年1年間「宿題」をやってみて理解しました。
「出来るとかっこいい」「出来るようになりたい」そう思わせるような難しい課題を敢えて出しています。
例えば今月の課題は、豊田とNAS大高の低学年クラスと北名古屋のU-10、U-8クラスは
「インサイドタップ2回→ロール」
「連続クライフ(後進)」
豊田とNAS大高の高学年クラスと北名古屋のU-12クラスは
「インサイドタップ2回→エラシコ」
「連続クライフ(後進)」
を豊田・北名古屋はタッチラインからタッチラインまでを2週ずつ、NAS大高は3週(コートが小さいため)やっています。
1週目はぎこちなかった生徒達も3週目の今週はかなりスムーズに出来るようになってきました。
1、2週目はまず失敗しないように、3、4週目はスピードを上げて一定のリズムでやるように指導しています。
繰り返しになりますがドリブル上達の近道は『考えなくても自然に出せるボールタッチの種類と質を増やすこと』です。
試合中に考えてからフェイントやボールタッチをやっているようでは遅いです。
ドリブルが上手い選手は繰り返し練習し、体が覚えているフェイントやボールタッチを最適なタイミングで繰り出すことが出来ます。
もちろんディフェンスとの駆け引きや、1つ1つのフェイントやボールタッチが「いつ、どんな時に有効かを知ること」ももちろん大切ですが、それはウォームアップではなく、練習の中で指導します。
また駆け引きなどはフェイントやボールタッチが「考えなくても自然に体が反応するレベル」まで出来るようになってからの話です。
ゴールデンエイジ・プレゴールデンエイジと言われる小学生年代こそ、色々なフェイントやボールタッチに挑戦していくべきです。
ドリブルが大好きな子は多いですし、ドリブル突破が成功するとすごく嬉しいですよね!
そのためには毎日コツコツが大切です。
来月も生徒たちが「挑戦したい」と思うようなボールタッチを思案中です。
これからもいっしょに頑張ろう!!