こんにちは大島コーチです。
随分と冬に近づいてきましたね。皆さんいかがお過ごしでしょうか?愛知でもベンチコートの活躍するような冷え込む日がもうありましたよ。
コーチを長年していると、兄弟で教えさせていただくことも多々あります。その中で感じることは、総じて下の子ほどベースの能力が高いです。もちろん個々のモチベーションの差があり例外もありますが。
例えばボールを捉える目です。
空間認識能力、動体視力がいい傾向にあります。
小さい時から上の兄弟のサッカーにつれて来られて自然にボールを目で追う。
このなんてことはない環境によって、教わらなくても動いているボールを蹴る事が初めから出来たりします。
また上の子について遊んでいても本人より力や運動能力が高い子たちの中で遊べば負荷が高く、年齢より能力が引き上げられます。また上の子の相手をしてボールを追うことが当たり前であるほど、スタートする時期が早まり競技に関わる年月が長くなります。
海外では16・17歳ほどでトップカテゴリーに辿り着く選手もいますが、それでもそこに辿り着くのに10年はかかります。
脚を思い通り動かすことが必要なので容易ではありませんし、競技暦が短くても他の事で運動能力を養っていなければそうそう他者を上回れません。
短期で上達するには効率が必要だし、効率は素早く物事を捉える目や思考が必要です。
しかし、何が良くて、何が良くないか。
これを知っていないと効率もなにもありません。
サッカー・フットサルは動きながら考える、非常に要求の高い競技でインテリジェンスも必要です。フットサルは更に展開が速い。
ある程度の基本技術、運動能力が備わればあとはアイデア勝負。
アイデアは一瞬の勝負。その中での閃き、試合時間全体の長いアイデア勝負は相手のプレー傾向や試合を読む洞察などがあるでしょうか。
では、人間の脳の仕組みで閃きや洞察はどのように起こるのか。
すべては記憶から発生します。
無意識に脳は過去の記憶より、現状により近い答えを見つけたり、組み合わせて良い答えを導き出す仕組みがあり、経験があれば勘や直感が正しいことが多いのです。
素晴らしい芸術家も基礎のデッサンから初め、多くの先人の作品を観た結果、自分なりの作品を生み出しているのです。
サッカーも人がすることなので同じ。
基礎を大切にし、見本となるような試合を観させてあげてください。
また、サッカー・フットサルだけでなく将来の可能性を広げる為に様々なジャンル・体験に触れさせて刺激してあげてください。