「オフ・ザ・ボール」_ボールを持っていないときのプレーです。
サッカーは味方が11人、相手チームが11でフィールドには合計22人がいます。(少年は8+8で16人)
フットサルでも5人+5人でフィールドにいるのは合計10人です。
しかし、ボールは1個しかありません。
ボールを保持(オン・ザ・ボール)できるのはその瞬間ずつに1人です。
プロサッカー選手でも一般的にボールを持っている時間を1試合(90分)で合計するとなんとたった2分程度!
試合中のほとんどの時間は「ボールを持っていない時間」なのです。
ボールを触れる、その限られた機会を(ゴールを奪う為に・敵にとられないように)いかに有利に、いかに有効に受けることができるかの情報収集、判断、行動の一連の動作が「オフ・ザ・ボール」です。
そして、この「オフ・ザ・ボール」の動きは「テクニック」とは切り離せません。
(僕は、テクニック以外はあとでいいと完全に個別にとらえてはいけないと思います)
子供のプレーを見るときにボールを持っていないときの動きを見る事によって、その子の賢さやフットボールというスポーツの理解力や知恵を計る事ができます。
もちろんこれはトレーニングによって伸ばす事ができます。
ものすごく足が速くなくても、器用にボールを扱う才能がなくても、賢さで活躍できる選手も一杯いるんですよ!
フットボールって面白いですね。