どこもかしこもW杯の話でもちきり!
と言っている間にコンフェデ全敗・・・
僕はブラジル戦の前半しか見てませんが、
今までの代表戦とは違い皆がドタバタしていたかのように見えました。
メディアの間ではJクラブと中学生が戦っている試合のようだと言われていたほどです。
ブラジルは個々のスキルが高いし身体能力も高い。
身体能力の差は仕方がないにしろ、技術はどうにかなるのでは?
以前僕が書いた井田監督のいうことがわかるような気がします。
小さい頃からボールタッチができなければ強い国との距離は変わらない。
まさにブラジルがこの通りでした。
小さい頃からボールを触る回数が多い。
数年も前に比べれば日本の技術は上がり、
他国からも近年で日本は伸びていると言われていますが、
偏差値と一緒で低い所からある程度のところまではあげるのは簡単。
問題はある程度のところからどのようにしてあげるのか。
今までと同じでは伸びるわけもなく現状維持するまま。
これは子供にも言える事で、足元の技術は誰でもやればやるだけついてくる。
しかしこれは誰でもできる。
1週間で毎日ボールを触っていれば必然的にうまくなります。
では何を変えるのか。
どのような考えをもつのか。
あの子は1対2の場面でドリブルで仕掛け1人で突破。
じゃあ自分はどうしよう。
同じ事をするのか?
ずっとあの子のマネをしていればいいのか?
自分だったら。
という考えを常に持たなければ次のステップにはいけません。
ずっと誰かの後ろ姿を追いかけているだけではダメなんです。
誰かのやっていることを見て盗めとは言いますけど、
一人の子だけを見て盗むだけでなく色々な人のいい所を盗み自分の物にし、
それを更に自分オリジナルに変えて行く。
練習中に友達がしているのをしっかり見ている子はじきに分かってくるはずです。
練習中におしゃべりをするのか、友達のプレーをみるのか。
差が開いてきます。
1時間半の練習で余計な話ばかりをするのか。
1時間半の練習で常に上手くなるイメージをするのか。
明らかに後者のほうがうまくなります。
たった1時間半おしゃべりを我慢して練習に集中すれば試合に勝てるかもしれない。
そう考えられるのであれば話す時間が無駄かどうかもわかるはず。
子供になかなかこれを伝えることが難しく実行出来る子が少ないと思いますが、
将来を左右するのはこの意識次第で大きく変わってくるはずです。