こんにちは。
普段も子供たちに自分のフットボールの楽しみ方や上達法をどう伝えたらいいか、自分が何を勉強したらそれをより身につけてもらえるかということを考えています。その為、読書やコラムを読むだけでなく、今より上級の指導の勉強もしたいと考えています。
さて今回の本題です。
指導というのは、技能を教えるだけでは足りません。
子供たちが教わったことを考え方として身につけ、状況に合わせて選択し自ら実践できるようになってもらうところまで至って指導です。卒業でコーチの元を離れ、やがては自立してもらうわけです。
精神的自立=自分で考えて行動すること。
当事者意識というか主体性を持たせることを狙い、質問を使って投げかけます。
外部的なきっかけですが段々考える習慣を身につけてもらいたいからです。
いつまでも考えることが面倒と思うようでは人生の大事な進路決定すら場当たり的なものになってしまうかもしれません。
考えることは自分に返ってくるのです。
まず考えて欲しいのは状況把握、振り返りすることです。
これは上達への王道です。
なぜ上手くいったのか?いかなかったのか?
中々成長が進まない時というのは起こった出来事に対して正しい意味を見出していません。
つまり「あー失敗した」とか「自分は下手だから」と思うだけで思考は終わり過去のものとなっていることが多いです。
原因を探り、改善策を考え、また実行してみる。この繰り返しです。
これはビジネスで言われているPDCAサイクルです。
Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)
これはあくまで手法です。
プロなど一流のレベルを目指すなら生活から思考法まで一流である必要があると思います。
物事を一流の域へ到達させるには10年、または1万時間が必要だといわれています。
サッカーでも10年と言われていました。
大体小学入学辺りから始めて、16,7歳でプロデビューというケースがあります。
芸術分野でも作家経験10年経過以降に名作が生み出されたという研究結果があり、人間が成熟に必要とする時間なのかもしれません。
しかし、10年経てば無条件に一流かというとそうではなく、
物事に目標や意図を持って取り組んで、才能があるといわれた人であっても一流の域に達するには10年かかるということです。
「中身のある10年」
「中身がある」とは「練習を3時間やったから頑張った」という時間軸ではありません。
成果・成長を達成するのに費やす時間です。
× リフティングを1時間やった。
○ リフティングを合計1000回を1日の目標にやった。
◎ リフティングの回数が最高回数から更に30回増えるようコツを考えながら練習した。
意図のある練習をしているかが大切なのです。
大人でも何時間残業したとか時間軸にとらわれてしまう、とても難しいことです。
いつか芽を伸ばすときが来るかもしれないと思って子供には機を見て伝えます。伸びしろが無限の子供たちにできる限り伸びていって欲しいからです。
自分に厳しくするのは大人でも難しいものです。
教える側も手本となるよう日々勉強です。
教えれば教えるほど吸収していかなければいけない知識に気付かされます。
いい面も悪い面も柔軟性のある子供たちに接する我々大人は自分に厳しくして
子供たちに見習ってもらい自分に勝てるようになってもらいたい。
好きなサッカーフットサルで頑張れなければ他の事など頑張れません。
人に寛容で自分に厳しく。
サッカーフットサルはチームスポーツなのでチームメイトのせいにしてしまいがちですが自分に責任は無いかという視点を持つことで成長するのです。