水曜日担当の廣瀬です。
先日、四日市では、サッカーの四日市トレセンのセレクションがありました。
その結果を踏まえて、今週の高学年以降の対象のクラスでは、若干雰囲気に
変化がありました。
(今週は火曜代行レッスンをしたので、火・水のクラスについてだけですが)
具体的には、合格してめちゃくちゃ張り切っている生徒と、残念ながら
不合格で元気がない生徒がいました。
四日市校には、市内の少年団やクラブチームに所属している生徒が多数
通ってくれており、四日市トレセンに合格することは目標の一つになっている
ようです。
私のスタンスを申し上げておくと、四日市トレセンに合格をするのが目的の
何か特別なレッスンはしません。その代わり、在籍する生徒が、サッカー
フットサルのどんなレベルの夢や目標を持っていたとしても、将来必ず活きる
U-12年代で学んでおくべきテーマを扱います。
語弊のないように説明すると、トレセンに合格することを軽視しているわけ
ではなく、「子どもが頑張る、張り切るためのスモールゴール」としてなら
「トレセン」や「セレクション」はとても良い存在だと思っています。
でも、考えてください。
U-12以下のトレセンに合格するのが「最終目標」の人、いますか?
トレセン制度も年々整備され、後々に続く仕組みが出来てきていますが
U-12年代からトップクラスであり続け、例えば日本代表になった選手など
ほぼいません。必ず、みんなどこかで「落選」という挫折を味わいます。
この「落選」という経験を、小学生のうちに経験するのが良いのか
しない方が良いのか、人それぞれなので答えは一つではないと思います。
落選してしまった生徒に言いたいのは、これから18歳になるまでに、
数えきれないほどの「競争」「選考」の機会があります。
まったく落ち込む必要はなく、焦る必要もありません。
時に休憩することは良いけれど、自分を信じて、どうか努力をやめないでください。
逆に、合格した生徒に言いたいことは、新しい指導者の言うことに素直に
耳を傾けて欲しいということです。小学生である君たちは、これからたくさんの
指導者に出会いながら成長していきます。ひょっとすると、同じテーマであっても
真逆の指導をする指導者に出会うかもしれません。
そんな時に、「いつもと違う」「今まで習ってきたことと違う」と拒絶する
のではなく、まずは聞いて、実践してみることです。
新しい、あるいは別の知見を得ることができることがトレセン制度の一番の
意義だと思います。サッカーやフットサルを別の視点で見ることができるように
なることは、必ず君たちの成長に役立ちます。