昨日行われたオーシャンカップは3年連続8回目の優勝、
クラブとして30タイトル獲得という記念の優勝。
そして、いよいよ今週から開幕する2019-2020 Fリーグ
オーシャンズスクールでは、スクール生に特に注目してほしい4選手に
インタビューを実施。
ホーム開幕の6/2までに、その内容を4回にわたって公開していく。
第1弾は、No.14 西谷良介選手。
2017年に名古屋オーシャンズに加入すると、高水準のオールラウンドプレーヤーとして、チームの王座奪還、連覇に大きく貢献。2019年全日本選手権では大会MVPを獲得。日本代表にも選出され続ける。
まさに日本フットサル界のトッププレーヤーである
西谷選手だが、サッカー選手としてもかなりの
経歴の持ち主である。
オーシャンズスクールでは、将来、サッカー選手に
なりたくてフットサルをプレーしている生徒も
多いので、サッカーでもフットサルでもトップレベルに登り詰めた西谷選手が、
フットサルについてどのように考えているのか、ぜひ知ってもらいたい。
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〜小学生から大学まではサッカー一筋〜
Q、小学生の時にサッカーをプレーされてましたか?
・僕が小学生の時は、そういう場所(フットサルコートなど)もなく、
それこそフットサルボールに触れる機会もありませんでした。
一度だけ、フットサルの大会に出た記憶があります。
Q、フットサルを本格的にプレーしたのはいつからですか?
・大学を卒業してからです。
Q、それまではサッカー一筋でしたか?
・はい。サッカーだけをプレーしていました。
フットサルは大学の時に、先輩に誘われてワンデー大会にたまに出場してました。
(高校は和歌山県の名門、初芝橋本高校、その後、強豪の大阪体育大学に進学
大学時代には日本学生選抜に選ばれている)
〜日本代表選手が考えるフットサルがサッカーに活きること〜
Q、大学サッカー界でもトップレベルでプレーされてたわけですが
フットサルに転向したきっかけは何でしたか?
・Jリーガーを目指してプレーしてましたが、卒業後すぐにJリーガーになれる
状況でなく、そんな時に、当時Fリーグでプレーしていた大学サッカー部時代の
先輩から「Fリーグというプロの世界もあるから一緒にやらないか?」と誘われて
フットサル界に飛び込みました。
Q、フットサルに転向し、キャリアを積まれ、多くの監督に指導を受けられて
きたわけですが、そのような経験から、フットサルがサッカーに活きることは
どんなことだと考えますか?
・局面を打開する力がつくと思います。僕は体が大きくなく、特別速いという
選手でもなかったので、サッカーの時も頭でプレーするスタイルでした。
だから、特にそういった面に目が向きます。
具体的には、フットサルをプレーすると、局面を打開するための選択肢を
多く持てるようになると思います。
最近、高校サッカーを見て思ったことは、局面を打開するアイデアに乏しいなと。
意図のあるパスの割合がフットサルよりも少なく漠然としたプレーが多いように
感じます。
フットサルを取り入れることによって、もっともっと得点シーンが多くなったり
プレスを回避したり、もっとずる賢くプレーできるようになると思います。
と、思ったんですが、いざ実際にサッカーをプレーしてみると、フットサルで
プレーしている打開策を実現するのは結構難しかったです(笑)
Q、ボールが違いますからね。ボール感覚のアジャスト期間は必要ですよね(笑)
・難しかったんですが、より意図のあるプレーをどんどん出すことによって
よりゴールにつながっていくとも思いました。点と点が線につながって
もっとアイデアがあるようなプレーにつながっていくんじゃないかなと思いました。
Q、「局面打開」というワードを出されましたが、おそらく密集度が高いエリア
だったり、守備ラインをどうやって突破するのかというイメージだと思うのですが
フットサルでは単純に攻撃の2人組の関係でも動き方に名前がついていて
具体的に子どもがイメージできますよね。
・フットサルは戦術が言語化されているので、いろんな組み合わせをしたり。
そこに、3人目、4人目が関わってくるのがサッカーの魅力だと思うので
(フットサルを取り入れれば)もっともっと日本のサッカーのレベルも上がって
いくんじゃないかなと思います。
Q、ところで、西谷選手は攻守の切り替えが素晴らしく速いように思うのですが
プレー中にどのようなことを特に意識していますか?
・次の起こりうるプレーを予測しています。
Q、子どもでも大事なことなので、それを伝えていきたいと思ってるんですが
具体的には、攻撃から守備の時では何を見ていますか?
・攻めのバランスを考えています。リスクマネジメントできているのかどうか。
例えば、カウンターの時に3人目も出るべきなのか、4人目も出るべきなのか、
とか、サイドでボールを持っている味方が怪しい(ボールを取られてしまいそうな)
持ち方をしていたら、中に絞っていたりとか。
Q、味方をよく見ているということですね。守備から攻撃ではどうですか?
・味方がボールを奪った状況はよく見ていて、奪った味方より前にいたら
引っ張りますし、それこそ、後ろに位置している時には出るのか出ないのか
バランスを考えています。
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西谷 良介(にしたに りょうすけ) 背番号14
1986年1月31日生まれ 奈良県出身
初芝橋本高校-大阪体育大学
大学時代には、サッカー日本学生選抜に選出
Fリーグ
2008〜2015 デウソン神戸
2015〜2017 フウガドールすみだ
2017〜 名古屋オーシャンズ
フットサル日本代表
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大学までサッカーのみをプレーした西谷選手だが、フットサル日本代表まで
登り詰めた。頭でプレーする選手だったからこそ、フットサルに適応できた
のではないか。裏を返すと、フットサルで培われる能力は状況判断や
決断、戦術的な知識だということになる。
ボールに触れる機会が多いため、必然的にボール扱いの上達も見込めるが
ゲーム中にボールを扱うということは、状況判断・決断が必ずともなうため
その能力も同時に培われるということであると言える。
西谷選手、ありがとうございました。
5/25に開幕するFリーグ2019-2010 ディビジョン1
武田テバオーシャンアリーナでのホーム開幕は以下です。
6月2日(日)14時キックオフ
名古屋オーシャンズ vs ボアルース長野
名古屋オーシャンズフットサルスクールのスクール生はスクール生特典の
年間パスで無料で観戦可能です。(各校レッスン時に順次配布します)
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