今週サッカーコーチのB級ライセンスへチャレンジする予定がありワクワクしている大島コーチです。
本日のテーマは「決断」にしました。
先日レッスン、パス回しを教えていた時の試合で単純だけど難しいなぁと思ったことがありました。
教えるというより体験してもらうといった感じでしょうか。
この日のゲームのルール設定はシュート条件がボレーキックまたはヘディング。
条件を満たせば答えが一つだけでは無いんです。
味方のパスを浮かんだキックにするのか、フリーでパスを受けて自分でボールを浮かす時間を作るのか、
ドリブルでフリーになるのか、ヘディングでシュートするのか。
方法は何通りもあります。
思考力をつけるため、あえて意地悪な条件です。
初めから決めたやり方に固執すると状況が変わったときに対応できません。
柔軟に、一つの考え方にとらわれず。
大人でも難しいです。
そしてこれは決断です。
プレッシャーがきつくなる前に他にも答えはあるかもしれないが可能性を信じて決める。
その時間は一瞬なので、迷ってボールを奪われるのか、ポゼッション(チームでボールキープ)をとりあえず選択して次のチャンスをうかがうのか。
自由だから難しい。
問題の出し方でよく思うことがあります。
海外の算数は○+○=11と自由な選択が出来る回答の問題を出し教えるそうです。
日本の算数は1+4+2+3+1=?と一つの答えしか無いような問題が普通です。
察するに答えが一つしかなければテストの採点は楽です。
採点が楽なことよりも子供の発想力を伸ばすところを優先する。
テストだけでなく授業も発表やヘビーな決断をディスカッションするものも多くあるそうです。
自由だから何をやってもいいのではなく条件を満たす方法を自分で見つける要求が含まれています。
教育を重視の現われですね。
フットボールの指導でも「プレイヤーズファースト」という子供が成長することを大切にする視点に立ちましょうという言葉があります。
「指導者は子供の未来に触れている」という言葉もあります。
我々大人を見て子供はどう育つか。コーチは自問自答です。
これからの時代を担っていく子供たちにスポーツを通して楽しく学んで欲しいと思います。