こんにちは
コーチの杉本です。
下の写真は、過去の合宿の時、コーチが寝たふりしている間に子供達がいたずらした秘蔵写真です笑
今回は僕としてはかなり目を引く記事を見つけましたので、紹介しようかなと思います。
叱らない!教えない!でも子どもは育つ。大切なのは「ふざけ」「いたずら」「ずる」「脱線」
正直、この記事を見るまで、井本陽久さんという教師の存在を存じ上げませんでした。
初めてこの先生のことを調べて、僕の中で共感する部分が多かったです。
例えば、「いたずら」や「ずる」の考え方。
悪さをするときなんかは、自分で「こうしてやろう」「ああしてやろう」と考えますよね。
練習で決められたルールの中で、いかに頭を使ってずるをするか。
すごく重要なことだと思います。
実際によく行われる練習でロンド(鳥かご)という練習があります。
鬼にボールを取られないようにする練習ですが、大府・岩倉校のあるクラスでは、鬼が持っているビブスを交代のタイミングで渡すのではなく、遠くに投げたり、隠したりして、ボールを回す時間を稼ぐ子がいます。
交代の時はビブスは手渡しで、なんてルールは一言も言ってないからです。
悪い言い方をすれば「屁理屈」かもしれませんが、それが大事だと思っています。
フットサルやサッカーにおいて、決められたルールの中でいかに相手を騙すか、自由度が高いスポーツだからこそその視点は非常に重要です。
なので、大府・岩倉校ではいたずらやルールを守った上でのズルを怒ることは基本的にはしていません。(他人を傷つけるような行動などは怒ることもあります)
ただ、「ふざける」という言葉は少し違った意味で子供達に伝えています。
大府・岩倉校で「ふざける」という言葉は、上記の記事で言うところの「考えずに堕落する」と言う意味で使っています。
何をしに練習に来ているか、なんでオーシャンズスクールに通っているかを見失った状態でのふざけは堕落にすぎません。
もしかすると、大府・岩倉校の練習風景は自由奔放に見えるかもしれません。
その背景には、子供達に自由な発想を大事にしてほしいと思っている僕の考えを子供達が汲み取って練習してくれているところがあります。
決して悪さを許容する訳ではありませんが、悪さを考える時が楽しく、ワクワクするものだ、ということもあると思っています。
子供達はほとんどの子が素直で、コーチの言ったことは聞いてくれます。
言われたこととは違う自分の考えを出せて、それをプレーとして実行できるようになれば、試合でも活躍できるでしょう。
練習の中で、僕自身がずる賢さを出すときもあります。
そういうことをやっていいんだよという僕からのメッセージです。
そんな僕にとって、この井本陽久さんという方の考えは共感する部分が多く、改めて子供たちとの関わり方について、考えるきっかけになりました。
ルールの中で発想を豊かに、フットボールを楽しんでいる子供達の姿、コーチの姿、一度体験してみませんか??
子供達がいろんな意味で楽しかったという気持ちで帰ることをお約束します。